今、脚光を浴びている道宗さんが歩いたとされる「道宗道」の一部を歩けるということで参加しました
8時15分に神通川有沢橋右岸の河川敷駐車場で4台の車に分乗して出発した。
8時55分には庄川道の駅に到着し、現地直行組と合流する。
9時15分閑乗寺公園展望台を出発した。展望台から砺波平野の山居村が一望出来た。
9時30分には八乙女山登山口に着いた。 林道を少し歩くと右手に標識があった。
登山口からは急な階段の登りが続いた。熊避けのための竹筒製の鳴子が用意されている。
途中短い休憩をとりながら所々でリ−ダ−のYさんから植物の説明をうける。
今は実も花もつけていないのによく解るものだと感心する。
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登山口(鳴子が用意されてた) |
砺波平野の散居村 |
センブリ |
時折差し込む陽射しに黄葉が輝く。立木で木が3本絡まって一本になっている「絡み松」が目にとまった。とってもレアだ。10時45分には大平に着いた。名の通り背の低い雑木が生い茂る平らな空間だ。
刈り込まれた登山道は送電線の下をまっすぐに伸びていた。
再び林道に戻って八乙女峠近くの「断層の露頭」を見に行く事になった。林道の切り通しで露出したこの断層は、黄葉に染まる山肌にあった。
聞けば約1800万年前に海底火山で出来た地層が隆起し、面白いことに断層運動で地層が上下にズレて今の姿になったそうです。
緑色をした凝灰岩(火山灰が堆積)がとっても印象的でした。
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高清水断層(緑色はグリ−ンタブ) |
11時50分には反射板下に着いた。
八乙女峠から林道を少し下った所から電力会社の反射板を目がけて登る。
ここは充分にスペースがあり見晴らしもよかった。
ここでゆっくりと昼食をとった。
12時40分には出発し、八乙女峠に戻り、林道傍に山頂への登り口を示す「道宗道」と書かれた標柱に従って頂上を目指した。
12時45分には八乙女山頂上(751m)に着いた。 ここには三等三角点があった。杉や雑木が生い茂っていて見晴らしは今一つ。でも頂上付近はきれいに刈払いされていました。
13時10分756ピーク着 林道をはさんでその反対側に八乙女山の最高地点がある。大きな杉の木が目印だ。夏つばきの巨木に目を奪われた。
この辺一帯は砦跡だそうだ。敵の侵入阻止の為の大堀切跡を見る。深く掘り下てある。降りたら滑るので登り返すのに一苦労。ここにはロープが設置されていた。
13時20分八乙女峠に再び戻る。ここからの眺望はすばらしい。目の前にはどっしりとした牛岳が見えた。
帰路は、時間の制約もあり同じコースを降りる事になった。
14時43分には閑乗寺公園展望台着、整理体操、ミーティングをして解散となり、16時50分有沢橋河川敷駐車場着
今回の自然観察会は 先ず熊の出没を意識して、鈴や笛それに竹筒の鳴子と実に賑やかでした。いくら用心してもしすぎることは無いと思います。あと説明を受けないと つい見過ごしてしまいそうな植物や自然の造形などが多くありました。
難しいルートの案内をふくめてリ−ダ−のYさんを始め役員の方々に感謝します。
次回はぜひ「道宗道」を忠実に辿りたいものです。
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