しろ  うま  だけ

白 馬 岳
  ( 2,932m) 

年月日  令和5年8月5日(土)〜6日(日)
所在地  長野県北安曇郡白馬村 
参加者  19名
記録者  I・Y、T・Y

 






定例山行

<1日目>8月5日(土) 晴れ一時雨
新富観光BC→魚津IC→糸魚川IC→猿倉〜白馬尻小屋〜葱平〜白馬山荘



5:15 富山からの乗車は11名、魚津からは8名の乗車予定。 新富観光バスセンターに11名が早々と集合したので、予定より15分前に出 発、魚津ICに向かう。
魚津ICには既に8名が待っていたので、予定より10分早く猿倉に向けて北陸 高速道路を進む。


8:05 猿倉にバスが到着する。
各自準備が済んだところで、全員でラジオ体操、ストレッチをして身体をほぐ し、2班編成で登山開始である。 気温は26度、標高1250メートルにしては暑すぎる。 きっと下界はすでに30度を 超えているのだろう。



9:35 白馬尻小屋に到着。トイレ 休憩を兼ねて、一服する。 すぐ前の渓流を見ながら差 し入れの冷たい桃を頂き、 汗を拭う。


10:40 雪渓と岩道の間には、ところどころロープが張ってありし、雪渓上を歩けなか った。 ようやくここに来て、多くの登山客が軽アイゼンを装着していた。我々も、各自で軽アイゼンやチェーンスパイクを付け、雪の上に踏み出す。 気温は一気に10度も低下し、16度である。冷たい風が気持ちいい。さらに冷えてきて、14度となる。



11:20 白い雪原に撒かれた赤いベンガラを踏みながら歩く。顔を上げれば鑓ヶ岳が 時々雲の合間から見えた。雪渓に突き出た岩場で、昼食休憩となる。山頂は一面雲や水蒸気に覆われて白濁の世界である。しかし、登山口の方向は日が差して青空の下に麓の小谷村が見える。



大雪渓がみえてきました 道しるべのベンガラを踏みながら歩く

12:18 昼食休憩後、出発からさして時間が経っていないのに、また雪原に突き出た岩 場で休憩となる。
リーダーが、少し離れた人の歩いていない雪原に行き、ピッケルで穴を掘りだした。 紙コップを持った人も行き、掘りだした雪と何かを混ぜている。冷たい白玉かき氷が皆に振る舞われた。




雪渓で作った白玉かき氷


12:36 雪渓からあがり、尾根道を登り始めた。
今年は雪が少なかったのだろうか。あるいは、気温が高くて早く雪が融けたのであろうか。雪渓はあまりにも短かった。
傾斜のきつい大きな岩の間をすり抜けていると、にわかに大粒の雨が落ちて来 た。レインウェアを着込み、さらに高度を稼いでいると、30分ほどで雨は上がった。

13:24 岩室跡に到着した。
そこかしこに高山植物の姿が見えるようになった。事前に配られた花の名前と見比べながら、カメラを片手に先を進む。


14:40 葱平に到着。


15:34 村営頂上宿舎前を通過する際、大きな白馬山荘が見えた。
本当に大きい。 かつては千人を泊めたというのもあながち誇張とは言えまい。コロナ禍後は、 宿泊定員はその8割くらいになったと聞く。

16:00 白馬山荘に着いた。
予定より若干遅れただけである。 西に劔が雄山が見える。この角度からみる劔もすっくと立ち上がり、凛々しい。 定員20名の部屋に、会員19名は通された。貸し切りである。 夕食の18時20分まで、更衣室で着替えをし、明日の荷造りをして過ごす。


白馬山荘からの夕暮れ(左から剣岳、毛勝三山)




<2日目>8月6日(日) 晴れ
白馬山荘〜白馬岳〜三国境〜小蓮華山〜白馬大池〜天狗の庭〜蓮華温泉→ 糸魚川IC→魚津IC→新富観光BS



3:00 起床。各自洗面とパッキングを済ませる。

4:20 朝食は先着順なので食堂前に並ぶ。流石に私達が一番だった。

5:00 朝食。
ザックは直ぐに出発出来るように食堂の近くに置いていたので、食後部屋に戻 らず山荘前に出る。 GCLより「ガイドさんから、鉱山道ルートは下草が刈り込まれておらず道迷い しやすいと助言があり、小蓮華山・白馬大池ルートに変更します。」との通知あ り。残念だが致し方ない。

5:50 白馬山荘出発。
眺望が素晴らしい。雲海の上に劔・立山・槍ヶ岳・白馬鑓ヶ岳・杓子岳が浮か ぶ。そこをバックに記念撮影をする。準備運動をしてから出発する。



白馬岳頂上まで20分

6:13 白馬岳到着。
山頂には大勢の人が撮影の順番を待っている。流石に人気の山である。邪魔に ならない処で集合写真を撮る。

6:25 白馬岳出発。
白馬は高山植物の宝庫で、昨日の葱平のお花畑も素晴らしかったが、登山道の 至る所にミヤマキンバイ・ダイモンジソウ・ウサギギク・ミヤマアズマギク・ タカネシオガマ・ウルップソウ等などの花が咲き誇り私達を楽しませてくれる。

7:10 三国境到着5分休憩。
本来はここを右に折れずに真っ直ぐ進み、鉱山道ルートを下山する予定だった が、次回に楽しみを残すことにする。


7:45 三国境から小蓮華山へ行く途中で雲が晴れ、最後のお別れをしてくれたのか白馬岳が顔を出してくれた。
絶好の撮影チャンスに白馬岳をバックに記念撮影。

8:10 小蓮華山に到着。
  少し長めの休憩をとり各自行動食を口にする。正面に大きく雪倉岳がそびえ、 その奥に朝日岳が雲に見え隠れする。遠くに鋭い山容の八ヶ岳が雲の上に薄らと顔を覗かせている。




8:25 小蓮華山を出発。
途中に船越ノ頭を通過する。遠くに見える白馬大池の撮影スポットでそれぞれにシャッターを切る。

10:00 白馬大池に到着。
大池のほとりで綺麗な景色を眺めながら昼食をとる。コース変更したので時間調整のため大休憩となる。GCLより近くの白馬乗鞍岳への山行提案があるも希望者はなく、皆ゆっくりと身体を休めることにする。

11:00 白馬大池出発。




白馬大池のほとりで大休憩 天狗の庭での小休止


12:20 天狗の庭到着。
日本庭園を思わせ るような景勝地で暫し休憩。雪倉岳が大きな山容を現している。

13:10 休憩10分間。


天狗の庭から朝日岳(中央)を望む





14:20 蓮華温泉到着。
少し先の駐車場で待つバスに着替えを取りに行き、再び蓮華温泉に戻り二日間の汗を流す。

15:40 蓮華温泉出発。
途中平岩と越中境PAで休憩をとる。GCL・GSLより挨拶がある。

17:55 魚津IC到着。8名の方が下車し、手を振りながら別れを惜しむ。

18:20 新富観光BC到着。11名がバスを下り、二日ぶりの我が家へと帰路に就く。




高山植物の女王 コマクサ

数年前に蓮華温泉から出発し白馬山荘で一泊。二日目は白馬岳から雪倉岳を通過し朝日岳まで縦走して朝日小屋で二泊目。三日目は五輪尾根を下山して再び蓮華温泉に戻る周回コースを歩いたことがあります。しかし白馬大雪渓を登ったことが無く、今回の企画には是非とも参加したかった。期待通りワクワクする体験がありました。大雪渓の寒い位の中での美味しいかき氷のサプライズ、葱平のお花畑の素晴らしさ、山頂での展望の雄大さに感動しました。色々と計画準備し引率して下さった役員の皆様に感謝申し上げます。






1日目のタイム7:43(休憩1:44) 距離6.2q 登り1619m、下り23m
2日目のタイム8:33(休憩1:32) 距離10.3q 登り271m、下り1635m


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