来 拝 山
(らいはいざん)
(899.5m)
年月日 平成29年 3月12日(日)
天 候 晴
参加者 17名
記録者 M.I
参加者 18名(会員17名+M氏) 5台の車に分乗して立山青少年の家に向かう 8:45 立山青少年の家に到着 9:00 N氏、T氏を講師に事前学習開始。 * ツエルトの張り方 立ち木やポール、ストックなどを支柱にして屋根部を作る。裾部はペグや石、枝などで止める。 * ツエルト内の生活の注意 風に弱いので風に吹かれると室内の空気も移動して煽りを食らう事があるので中で火を使う時は注意する。 寒い時期は地面からの冷え対策が必要。手持ちのザックや木の枝を集めて床に敷く。 ローソクやコンロなどで暖をとる。二人以上なら身体を寄せると保温になる。 強風下で身体がツエルトに密着状態になると体温が奪われる。傘を張るなどして隙間を作る工夫をする。 * ループのない布から引っ張りアンカーを取る方法 テルテル坊主の首を絞めて引っ張る感じでツエルトの内側に小石、硬貨等丸い物を包みそれを張り縄でグルグル巻きにしてアンカーにする。 * 雪洞の掘方 雪崩や強風、落石などの危険性のない場所を選ぶ 積雪2m以上、雪質も重要でふかふかの雪質では掘れない。 天井部は弱層より40〜50p下になるようにする。 雪洞を掘る際のポイントはビーバーの巣のように入口は小さく低く、中の床部分は外からの冷気や雪が吹き込まないよう入口より一段高くする。 N氏より−30℃にも耐えうるブリザードシートを見せて貰いました。 レスキューシートを袋状にしたような物で軽くコンパクトに仕舞え、中に包まると暖かい。 10:45 事前研修を終え立山青少年の家 出発 11:20 大日の森に到着 実習開始 第一ミッション ツエルト張り 二人一組になり張る。ポールがない場合は立ち木やストックを代用して張った。 11:45 昼食。スコップで雪面を堀りテーブルと椅子を作り楽しいランチタイム。 お湯を沸かしカップ麺を作り、コーヒーを淹れいつもながらの賑やかな昼食です。 12:30 第二ミッション 雪洞作り 各班で二つずつ雪洞を掘る。 雪崩の危険性の少ない山の斜面を選び、まず垂直の壁を作りそこを入口に横穴を掘り進める。 中からかき出す人、その雪を穴の外に出す人、周りに積み上げる人、2〜3人の連携プレイが必要。 それぞれのチームワークで素晴らしい雪洞が掘り上がった。 入口を小さくするためにリュックを4〜5個穴の前部に集めシートを被せ、雪で埋め入口を塞ぐ格好にする。良く固めてから小さめの入口を掘りリュックを一つずつ掘り出す。こうして入口は狭く奥は広い雪洞が出来上がった。 人数も多く天候も良かったので40分〜小一時間で出来上がった。 広さ、畳2枚〜4枚、高さもあり快適。帰るのが惜しい気さえした。
まず約10個のリュックを積み重ね、シートを被せる。そこに雪を載せ山にして固める。 一方に穴を掘りリュックを出す。全部取り出せば空洞のかまくらの出来上がり。これは意外に早く出来た。 快晴の空のもと、楽しいかんじき&雪洞&かまくら作りの技術研修となりました。 | ||||||||||||||