中  山
 (1,255.2m)

年月日 平成28年6月26日(日)
天  候 曇り後晴
ル− ト 上市町役場→馬場島荘→東小糸谷登山→クズバ山分岐点→中山山頂→五本杉平→中山登山口→馬場島荘→上市町役場
参加者 24名
記録者 S.K






7:50 上市町役場駐車場から出発。
今朝がたは大きな雨音がして心配していたが役場へ集合した頃は雨も上がり、中高年者は朝が早いのか! 皆予定より早く集まり車6台に分乗して馬場島へ向かった。

8:30 伊折橋でO車停車。見ると朝方の雨で水量の増した早月川が白く岩を噛み、その正面に剱岳が英姿を現していた。 その姿を瞼に止めまた車を走らす。

8:50 馬場島荘に到着。登山準備を整え東小糸谷の登山口へ向かう。
今日は自然観察会を兼ねての登山ということでGCLのTさん、YさんMさんはじめ造詣深い博学諸氏のレクチャーを受けながらの登山である。
早速立山川沿いに咲いている「イワガラミ」や「ツルアジサイ」「イタドリ」などについて一知識を頂く。

9:10 (800m) 今回初参加の新入会員を紹介して登山開始となる。
GCLのTさん及び会長から自然観察の要領と安全登山の注意などの説明を受ける。ただ先日事前山行したが見るべき花は殆ど無いとのことだった。 新緑一面の山の植物は今まさに太陽の恵みを受け光合成の真っ最中で、この植物がすべての生命の源となっていることを知らされた。

9:40 (920m) 小休止。林の中でチチッ、チチッと鳴いているのは「ミソサザイ」、鶯の鳴き音も耳に入ってくる。
薄曇りで大した汗も流れず、せせらぎの瀬音を聴きながら急登にかかる。
雑学のひとつ。「ウワミズザクラ」の実は精力剤として有効。東北地方では強請剤として売っているとMさんが言っていた。
また「マタタビ」の半白の葉は花粉が受精して結実すると緑色に戻るなど博学のお裾分けを頂いた。

10:30 (1130m) クズバ山への分岐点で休憩。この辺りまで登るとブナやミズナラ、立山杉の巨木が現れてくる。頂上はもう直ぐなのだ。

11:05 1255.2mの頂上へ到着した。ここで会長から山座同定。
折角の剱岳は雲に隠れてその姿を見せてくれなかった。雲の奥に想像するのみ。
ゆっくりランチタイム、その後Mさんのギター演奏で山の歌などを合唱し至福のひと時を過ごす。

中山山頂にて
12:00 下山開始。樹齢一千年とも二千年とも言われる立山杉の巨木の立ち並ぶ稜線を五本杉平までゆるゆる散策し通常の登山口へ下りる。 1000mあたりの小広い眺めの良い処で会長より山座同定。真向かいに細蔵山が見えるだけ、大猫山や剱岳は雲に隠れたままだった。 この道端に今日の登山で数少ない花のひとつ「ツルアリドオシ」が小さな花をつけていた。

13:15 登山口へ帰着。道端の「ヤマアジサイ」の花を愛でながら馬場島荘まで戻る。

13:30 無事登山終了。クールダウン、ストレッチ後ミーティング。
会長より今後の安全登山について、登山届、体調体力の自己確認、装備品の点検、非常食料や飲料水、単独登山の注意など お互いに再認識をするよう要請があり解散式を終えた。