元 取 山
(もと とり やま)
(196m)
年月日 平成29年11月5日(日)
天 候 晴
所在地 高岡市福岡町
参加者 19名
記録者 S.N
定例山行 「富山の百山」のガイドブックでは、地元の人に親しまれている里山で、四季を通して楽しめる歴史散策と自然散策にもってこの山であると紹介されている。 当日は朝から夕方まで一日快晴に恵まれた最高の山行だった。 9:10 水道つつじ公園駐車場で参加者19名を5台の車に分乗し出発した。 9:25 加茂登山口に到着後、Mリーダより元取山のコース概要について説明があり。またHさんからは鴨城跡の遺構について資料、地図をみながらお話しがある。 書物「富山県史中世」によれば、14世紀半ば二宮円阿が元越中守護桃井氏を討伐。地元の鴨城衆とともに頭高城(頭川城)を攻め落とした。これから16世紀後半にいたるまで元取山の山頂(にらみ山)に物見台としての曲輪が設営され、さらに大松平に大曲輪(高切岸をもつ)が構築された。さらに北と西側に堀切を作るなどの遺構を残す。さらに戦国時代には改修されたことが覗える。 等々史跡としての山の説明でした。 9:50 準備体操後、登山口に入る。(急登)登り始めて5分位して、加茂横穴墓群が現れた。26ケの横穴墓は年月の経過で浅い深い等、大小種々であった。 10:10 にらみ砦跡を経て本丸跡へ向かう。このあたりからは初夏にはササユリの甘い香りが楽しめるそうで、ササユリ街道と呼ばれている。 10:25 二の丸城跡近辺からは平坦な道となり、赤とんぼが舞う空を仰ぎ落ち葉を踏みしめながら歩く最高の秋の自然を楽しみながら鴨城跡に着く。(小休止) 10:50 本丸跡を後にして空堀跡のアップダウンを経てまもなく元取山山頂に着く。 頂上は狭いが、眺めは素晴らしく遠くに立山の峰々、眼下には砺波平野、射水平野が広がっていた。 ここで集合写真の撮影となる。 11:20 山頂から鴨城址に戻りここで昼食となる。 跡地は整備されておりベンチの食台を囲むように食事が始まる。 Mさんが本日?歳の誕生日で、Fさんらがケーキを準備していた。 ろうそくの火をともしMさんがそれを吹き消す。おめでとう!! 和やかに歌い祝い、またなぜか報恩講の話などで話がはずむ。またCさんがオカリナを吹奏し、全員で山登りの思い出などの歌を口ずさむ。(歌詞カードを準備)心温まる演出です。 またたく間の一時間でした。 12:25 下山開始。帰路は、途中ササユリ街道と看板があった場所から分岐する「七曲り坂 」(比較的歩き易い道)を経由して鳥倉集落に出る。 12:45 八幡宮ちかくの下山口を経て五位庄用水に沿って加茂の登山口に戻る。 再び分乗して水道つつじ公園に向かう。 13:15 公園の駐車場に到着。ここで解散となる。晩秋の楽しい一日でした! ここは地元国吉リンゴ畑の傍で、直売所があり勧められてリンゴを買う人もあり。 (S.N) |