京都トレイル 北山西部・西山コース
(高尾〜清滝)、(清滝〜落合〜嵐山)、愛宕山
(高 雄 127m) (落 合 66m)
(六丁峠 171m) (愛宕山 924m)
年月日 平成29年11月11日(土)〜12日(日)
天 候 1日目 曇り時々小雨のち晴れ
2日目 曇り時々晴れ
所在地 京都市 参加者 28名
記録者 C.I E.F
宿泊山行 1日目 11月11日(土) 曇り時々小雨のち晴 【北山西部コース高雄〜清滝】 【西山コース清滝〜落合〜嵐山】 5:50 新富バス観光センター出発(20名) 6:15 高岡砺波スマートICに到着。6名乗車 6:20 前夜より雨、晴れることを祈る。(京都の降水予報12時から10%でした。) 28名全員揃い、GCLのSさんが挨拶、二日間のコース案内資料パンフを配布する。花園会館で全員が泊まれず花園会館20名、妙心寺大心院8名と別れることになった旨報告。 7:20 尼御前SAで10分のトイレ休憩。 7:30 Mさんより資料を準備していただき説明される。嵯峨野は文人が住み、嵐山は貴族が好んで住んでいたことなど。名所旧跡を訪ねるのが楽しみになる。Sさんより清滝川4kmのハイキングコースの説明あり。嵯峨野は紅葉の名所、高山寺(初めての世界遺産になった)西明寺、神護寺と歩く予定。Mさんからは、全員の自己紹介の提案があり車内はいっそう和やかな雰囲気につつまれる。 8:45 賤ヶ岳SAでトイレ休憩。引き続き自己紹介。 9:00 下車後すぐに行動できるように早めに軽くとる。岡本会長よりおでんの差し入れがあり、とても美味しかった。 空に二本の虹がかかるのを見て、晴れることを祈る。 9:55 草津SAで20分休憩。トイレを済ませ山行の身支度をする。 10:35 京都南ICで高速を降りる。市内は思ったより渋滞していなかった。 11:22 高雄町バス停に到着、混雑していたのですぐに出発。石段を下りる。 11:30 赤い高雄橋を渡り左手に神護寺を見る。 10:35 【北山90】いよいよスタート。小雨がふり雨具を着る。班編成し1,2,3班順に清滝川の川縁を歩く。 11:45 清滝川に沿って下る。川の水面は透き通って美しく対岸の紅葉を眺がめながら清滝へ。清流に癒される。 12:10 予報とおりに小雨も上がり、雨具を脱ぐ。 12:30 【北山92】登りになる。高雄から清滝川に沿って清滝までは錦雲渓と呼ばれる。 12:35 【北山93】先日の台風21号のせいか倒木が、所々に見受けられた。 12:50 【北山94】金鈴橋の赤い橋より上流、下流ともに紅葉がすばらしい。 13:00 【西山1】清滝 愛宕神社二の鳥居があり愛宕山の登山口となるそうです。紅葉が綺麗で、全員の写真を撮る。 清滝から落合までは、錦鈴峡と呼ばれ、紅葉の葉が細かくて、日光を浴びて青空に美しく映える。 13:05 渡猿橋を渡りここから西山コースへ。山道は杉木立が続く。当初六丁峠を通らない予定であったが変更になり峠越えをする。 13:25 【西山5-1】ここで六丁峠より少し南の落合橋の中央まで行き両岸のもみじを愛でる。 ここは、清滝川と保津川が落ち合う場所近く、河原で学生らが大勢で誕生パーティをしているようで賑やかであった。 13:35 引き返して六丁峠への道を登る。保津川峡を右手に見ながらジグザグの道がしばらく続く。 14:15 【西山6】六丁峠着。 14:30 【西山8】愛宕神社一の鳥居前、鳥居本着。 愛宕山の朱の鳥居と常夜灯の前で、Mさん手製の嵯峨野の絵を広げて全員の写真を撮る。愛宕参詣道に沿って造られた古い京都の街並みを歩く。ここは、京都市の肝煎りで伝統的建築物保存地区として江戸時代の街並みを再生されたものであるとか。小径が実に情緒があふれている。今日は、思っていたより観光客が少ない。 14:35 化野念仏寺、祇王寺、二尊院、楽柿舎前を通る。 人力車に乗った若いカップルと行きかう。また若い観光客の和服姿に、私たちは目を喜ばせてもらった。 15:10 常寂光院を観光する。看板には紅葉70%とあったが、まさに見ごろであった。境内の多重塔からは東方に大文字山、比叡山が一望でき眼下に嵯峨野の市内の景色が広がりとても良かった。 15:30 竹林の道を通り抜ける。絵画のような美しさであった。界隈は観光客で満ち溢れ今までの静けさと比べものにならない賑わい。人気の高さが覗える。大河内山荘から天龍寺を通り嵐山へと。 舞子さんが二人、記念写真を撮っておられた。京都ならでの光景である。 16:00 保津川の下流、桂川にかかる渡月橋にて全員写真。橋名の由来は亀山上皇が、『くまなき月の渡るに似たり』のお言葉から名づけられたという。 16:32 JR嵐山駅にて嵯峨野線に乗車。 16:40 花園駅にて下車。 16:50 宿泊先の花園会館に到着。 18:30 夕食会。和やかで食事もとても美味しく、楽しい宴会だった。8名の方は大心院へ、明朝6時より朝のお勤めがあり、希望者は大心院へ。 20:30 お開きとなる。 出発時の激しい雨も京都に近づくにつれ小雨になり、願いが届いたかのようにやがて晴れる。清滝川の渓谷の紅葉の中を歩き、秋色に染まる名所、旧跡の観光を楽しめたことで心も身体も十二分に癒された。 綿密な計画と下調べをしていただいたお陰で京都を存分に楽しめた。 ありがとうございました。皆さんに感謝申し上げます。(C.I) 2日目 11月12日(日) 曇り時々晴れ 【愛宕山】 5:00 起床 6:00 男性8人、女性2人が宿泊している妙心寺大心院にて、希望者のみ朝のお勤めに参加。 50分のお勤めに足が痺れ「まだ終わらないのかしら?」と罰当たりなことを考えてしまう。 7:00 花園会館に全員で戻り、朝食、暖かいお豆腐にホッとする。 8:00 バス乗車 8:25 清滝バス停に到着。身支度を整え、愛宕神社 一の鳥居前で体操 8:45 参詣表参道の登り口からスタート。 北山杉が両側に生い茂っている参道を一列になって歩く。気温8度、吐く息が白く、肌寒い。 愛宕山は古くから京都市民に「愛宕さん」と親しまれて「愛宕さんへは月参り」という言葉があるようにたくさんの人が登っている。今日も小さい子供を連れた若いパパやママの姿も。 ここも台風の影響を受け、倒木が目立つ。最初の曲がり角の「お助け水」で喉の渇きを潤し、その後、衣服調整。 山頂の愛宕神社まで、距離は約4キロ、およそ100メートル(1丁)毎にお地蔵さまが祀られており、造花ではあるが綺麗な花が手向けられていた。 山頂までは40丁、1/40、2/40と記された立札を確認しながら歩く。 9:35 3合目到着。この辺りから、もみじが多くなる。赤・黄色・緑のコントラストが実に美しい。 10:05 5合目小屋到着、標高549メートル、10分休憩。 10:35 7合目到着。道左側の木立が開け、京都市内が見渡せる。 昔はこの崖から旅人が願をかけて『かわらけ投げ』を楽しんだとのこと。 10:42 水尾分岐到着。10分休憩。参道は空気が澄み渡り神聖な雰囲気が漂う。 幹が直径1メートル近い杉が根こそぎ倒れており、その下をくぐるように通過する。台風の脅威を目のあたりにする。 11:15 総門(黒門)を通過。 ここから230段の石段へ。石段の高さがまちまちで歩きにくい。 11:40 本殿に到着。標高924m、コースタイム3時間。参拝の後本殿前の階段で記念撮影。 愛宕神社は全国の愛宕山神社の総本宮。1300年余の昔から武運長久の神として京都の歴史とともに時を重ねた神社である。 12:00 昼休憩。今朝 調達したおにぎり弁当と岡本会長手製の昆布巻きで、心と身体を満たす。 杉木立の切れ目から東側を眺めれば、比叡山がどっしりとした姿を見せていた。 12:30 下山開始。下りは、月輪寺を経由し林道を歩く周回コースを予定していたが、1週間前まで通行止めだったこともあり登ってきた道を戻ることに。 12:50 水尾分岐通過。 13:20 5合目通過。 13:40 3合目到着。岡本会長から、冷やしたリンゴの差し入れをいただく。 14:20 登山口到着、コースタイム1時間50分、お疲れ様でした。 14:40 バス乗車、下山時1名が転倒により左腕を怪我。包帯で固定し、氷で冷やしながら帰路へ。 16:00 京都桂温泉 『仁左衛門の湯』 で入浴(〜16:40) 16:45 バス乗車、京都市内から京都南ICで高速道路へ。 17:50 大津SAでお土産買い物タイム (〜18:10) 19:15 賤ケ岳SAで夕食 (〜19:45) 21:40 小矢部川SAでトイレ休憩 22:00 高岡砺波SIC到着。6名下車 22:25 新富観光バスセンター到着。お疲れ様でした。 途中、役員の方から、挨拶あり Mさんから:『Sさんは、今年の春には現地に下見に行っておられる。いつも頭の隅には、この計画のことがあったと思う。ご苦労を労いたい。3回の京都トレイルで宿泊した宿は、どれも素晴らしかった。宿を選ぶのもご苦労があったと思うが、審美眼にも拍手を送りたい。』 Sさんから:『前回に続き、歴史の下調べやコース選択に携わらせていただいた。愛宕山は京都トレイルのコースにはないが、それに準ずる山を選んだ』 GCLのSさんから:『台風の被害による倒木や、自然災害の情報を事前にもっと調べれば良かった。京都トレイルは今回で終了するが、今後登りたい山があれば、役員に知らせていただきたい。』 役員の方々には現地へ出向いての下調べ、宿の予約、ルートの決定等々大変なご苦労があったと思います。お世話になりました。初日パラパラと通り雨には打たれましたが、さして雨具のお世話にならず良かったです。 澄んだ空気の中、陽に映える紅葉を眺めながら歩いた高雄〜清滝、嵐山、愛宕山への参詣登山とどこも趣のある良い場所でした。 また、O会長が、サトイモの煮つけ、昆布巻き、リンゴ、柿とたくさん差し入れてくださいました。 準備して重いリュックを担いでの山行、暖かい心に頭の下がる思いです。ごちそうさまでした。 今回のトレイルは、『観光地は乗り物でまわるもの』と思っていた私には目から鱗の企画でした。今後、旅行に行く機会があれば乗り物ばかりに頼らず歩いてまわるコースも取り入れたいと思いました。 役員の皆様、会員の皆様、ありがとうございました。 (E.F) |