くろべごろう みつまたれんげ すごろく
黒部五郎岳・三俣蓮華岳・双六岳
( 2,840m) ( 2,841m) ( 2,860m)
年月日 令和6年8月22日(木)〜 25日(日)
天 候 1,2日目:曇り時々晴れ
3日目:晴れ 4日目:曇り時々雨
所在地 富山県富山市・長野県大町市
・岐阜県高山市
参加者 18名
記録者 T・Y S・J T・Y Y・M
定例山行 <1日目> 8月22日(木)曇り時々晴れ 新富観光BC→折立〜三角点〜五光岩ベンチ〜太郎平小屋 5:45 天気予報も変わり、暫くは雨の心配はなさそうだ。到着した人から登山靴を置き、余分の荷物を袋に入れ預ける。準備の出来た人から受付けを済まして、資料をもらいバスに乗り込む。 6:15 新富観光BCを出発する。 6:20 GCLのKさんから日程説明がある。
7:35 折立に到着する。 駐車場はほぼ満車だ。ラジオ体操で準備運動をする。 8:00 1班から順に折立登山口を出発する。 8:20 3分間立ち休憩、急登を進むが樹林帯の中なので陽射しはきつくない。 8:56 5分間休憩、折立から三角点までの間で、登山者が熊にザックを取られるケーが発生したそうです。気を付けねば。この後直ぐにアラレちゃん看板を通過する。 9:47 三角点に到着、10分間休憩。曇り空なのでそれ程体力は奪われない。
10:34 3分間休憩、有峰湖が見えてくる。修復され歩きやすい登山道が続く。 10:58 5分間休憩、薬師岳は雲に隠れている。 11:30 五光岩ベンチに到着。 昼食をとる。30分後出発。 12:34 6分間休憩、小屋が見えてからも結構遠い。 12:53 太郎平小屋に到着する。予定より2時間早く到着し、ゆっくりすることが出来た。 着替えてから食堂にて生ビールで乾杯。その後外で集合写真を撮る。太郎山やキャンプ場を往復する人もいた。 17:00 夕食、18時半頃に日が沈むのでアーベンロートを眺めに外に出る。 19:30 明日の日程についてミーティングをする。 21:00 消灯。 私は9月下旬に折立から薬師沢・雲ノ平・水晶岳・ワリモ岳・鷲羽岳・三俣蓮華岳・黒部五郎岳・北ノ俣岳・折立までの3泊4日の山行を予定しています。昨年は折立から雲ノ平・高天原まで行きましたが、今年はその先に行こうと思います。今回はその下見を兼ねて参加させて頂きました。天候にも恵まれて雄大な黒部五郎岳とそのカール、また三俣蓮華岳からの黒部源流の山々の眺望の素晴らしさに感動致しました。4日間無事に歩けるか危惧していましたが、GCL・GSL・CLの皆さんの適切なリードと、同行して頂いた皆さんのお陰で、怪我もなく何とか歩ききることが出来ました。役員の皆さんのご苦労に感謝し、篤く御礼を申し上げます。(記録者:T・Y) <2日目> 8月23日(金)曇り時々晴れ 太郎平小屋〜北ノ俣岳〜中俣乗越〜黒部五郎の肩〜黒部五郎岳〜黒部五郎小舎 3:30 太郎平小屋 各々起床、洗面。 4:00 1階談話室にて朝食(押し寿司)、登山準備。 4:55 太郎平小屋を準備体操後出発。 予定より30分近く早めに出発。まだ薄暗い中、ヘッデンを点け朝露に濡れた木道を滑らないように注意しながら進む。 5:35 5分休憩、水分補給。薬師岳方向から朝日が昇り始めて来る。暑くなってきたので、各自上着を脱いで体温調節を図る。
6:20 10分休憩、水分補給と軽食をとる。尾根を登り神岡新道分岐近くで休憩する。 まもなく北ノ俣岳山頂が見えてくる。 7:00 北ノ俣岳山頂の到着。15分休憩。 山頂では集合写真を撮り、水分補給と軽食をとる。山頂からは、黒部五郎岳・笠ヶ岳・乗鞍岳・御嶽山・槍ヶ岳などが一望できた。 8:10 赤木岳に到着。5分立ち休憩。 北ノ俣岳から稜線を歩き、岩場のピークを巻いて通過すると赤木岳の標柱があった。 8:50 7分休憩、水分補給と行動食をとる。赤木岳から下った鞍部のところで休憩した。 9:25 中俣乗越到着、10分休憩。 10:20 5分休憩。 中俣乗越から、礫岩のジグザクの急登が続くピークで休憩。このジグザグの急登が足に堪えた。
10:55 黒部五郎の肩に到着。10分休憩。 水分補給後、黒部五郎の肩にザックをデポして黒部五郎岳山頂を目指す。 11:15 黒部五郎岳山頂に到着。15分休憩。 山頂では集合写真を撮りましたが、あいにくとガスがかかり展望は今一つだった。 11:40 下山し、黒部五郎の肩に戻る。25分休憩。昼食をとる。
急傾斜のカールを下りる。足元が悪いのでゆっくり慎重に下山した。 12:50 10分休憩。 12時30分頃、Sさんがぬかるみで足を滑らし、左足首捻挫の疑い? 2班のCLのOさん(救護係)が応急処置。GCLのIさん、CLのSさんの3人で宿泊先の黒部五郎小舎までサポート。 13:40 5分休憩。
GCLのKさんから部屋割り、夕食時間などの説明。CLのOさんが湿布などSさんの治療にあたり容態を静観する。 17:00 食堂で夕食。 18:30 男性側部屋で打ち合わせ。(35分位) Sさんの容態報告と今後の対応について協議。 会長、運営委員長に報告するとともに今後の対応について指示を受ける。 その結果、大事をとって明朝、小屋を介して富山県山岳警備隊にヘリコプターの救助要請をすることに決定。 21:00 消灯。 (記録者:S・J) <3日目> 8月24日(土)晴れ 黒部五郎小舎〜三俣蓮華岳〜双六岳〜双六小屋〜弓折岳分岐〜鏡平山荘 5:00 山小屋を通じて救助ヘリが朝のうち来てもらえるとの事で、それまでSさんの付き添いにTさんとSさんにお願いすることになった。皆は班編成を1班と3班にして(2班4名を1・3班に編入) 7時に出発することがGCLより伝えられる。快晴のおかげで早い段階で救助ヘリが飛ぶことに感謝する。 7:00 3名に見送られながら皆は山小屋出発。山小屋の裏から行く登山道は樹林と笹薮の石積みの急登が続く。 そして昨日もたくさん見かけたが、ここでもキイチゴがたわわに真っ赤な実をつけている。野生動物は来ないのだろうか・・? 7:42 急登が終わり、黒部五郎岳とも見納めとなる。綿毛のチングルマの群生が朝露を含んで輝いて見える。 8:02 三俣蓮華岳へ向かう肩の台地の部分に出る。見える山々が一挙に変わって、雄大な薬師岳・雲の平・赤牛岳・水晶岳・ワリモ岳・鷲羽岳が現れる。 8:10 山小屋に残留待機していた2名より、Sさんは8時すぎにヘリに救助されたので自分たちも小屋を出発して追いかけると連絡あり。救助に安堵・感謝する。 8:32 三俣蓮華岳と三俣山荘への巻き道への分岐地点。 ここから三俣蓮華岳までの道は花畑であり、ゴゼンタチバナ・ヨツバシオガマ・マルバタケフキ・ハハコグサなど花と一緒に歩くことができる。左手下側に雲の平小屋見て祖父岳、向こうに薬師岳が大きく姿を見せ 赤牛岳・水晶岳・ワリモ岳・鷲羽岳を見渡しながら歩ける眺望の良い山行でした。 9:08 ガスがあがってくるが天候に変化はない。
9:27 三俣蓮華岳登頂。 向かいに槍ケ岳が顔をだしている。上がってきた所より左手にある三角点は3県にまたぐ為、3個ある。先ほど見てきた水晶岳・ワリモ岳・鷲羽岳は目前に見え、下には三俣山荘が見える。天気も良くて気分も最高である。各自写真撮影に忙しい。
10:28 双六岳への稜線上休憩をしていると、三俣蓮華岳頂上に後続の2人の姿を見る。手を振っている。流石に体力のある2人は速い。丸山を登り中道稜線分岐から双六岳へと向かう。稜線上は風があり涼しくて気持ち良く歩むことができる。
槍ヶ岳が一層大きく見える。 ここで昼食休憩をとる。着いた時は山々を見渡せたが次第にガスが上がってくる。約10分後、後続の2人が合流。揃って皆で記念撮影をする。 12:00 双六小屋・鏡平山荘方面へ出発。 12:35 中道分岐。 12:54 双六小屋に着く。 ここは各方面へ向かう人で賑やかだ。キャンプ場も賑わっている。トイレ休憩のあと弓折乗越へ向けてあとひと頑張りである。 13:49 くろゆりベンチ。ナナカマドは真っ赤な実を付けている。トリカブトやアザミ・キヌガサソウ・リンドウなど花を楽しみながら歩く。
名物のかき氷を食べる人、コーヒーを飲む人など、ひと息つく。女性陣は新館に、男性陣は旧館に入る。小屋は大変きれいで、バイオトイレ・洗面は気持 ち良く利用することができる。また乾燥室も暖かくしてあり以前の山小屋のイメージとはまったく変わる。 17:00 夕食。 揚げたてのトンカツ、ポテトサラダなど美味しく頂けた(笑)。 18:30 ミィーテング。 Sさんの怪我は腓骨骨折だったこと、既にご自宅に帰られたとの説明あり。明日の行動予定の確認をする。(記録者:T・Y) <4日目> 8月25日(日)曇り、時々雨 鏡平山荘〜秩父沢〜ワサビ平小屋〜新穂高温泉→新富観光BC 昨日夕方、一時激しい雷雨だったので天気が心配だったが、出発時は雲り。槍ヶ岳が見えた。
5:50 鏡平山荘を出発。鏡平池に映る槍ヶ岳を撮影。 6:40 シシウドヶ原到着。5分休憩。 7:05 上涸沢。 7:10 イタドリヶ原。 7:25 下涸沢。 7:30 チボ岩。小雨が降り始める。
7:50 秩父沢を渡る。 8:30 小池新道登山口より左俣林道を歩く。 8:45 わさび平小屋に到着。 15分休憩、売店・トイレあり。小雨が降っている。 9:15 笠新道登山口を右手に見て通過する。
10:00 新穂高温泉登山口に到着。 10:25 観光案内所にてバスに乗る。 10:38 ひがくの湯に到着。入浴と昼食。 12:20 バス出発。 14:00 新富観光BC到着。 下山中は、登りの登山者とのすれ違いがなかなか多かった。 秩父沢が増水すると渡れなくなる、と心配されたが問題なく渡れた。途中小雨に降られたが、カッパを着るほどでもなかった。(記録者:Y・M) |