第1日(6月13日) 笹ヶ峰(登山口)〜富士見平〜高谷池ヒュッテ
5時50分に新富観光バスセンターに集合した。今日の参加者は32名。
天候は曇り空、何とかもってくれないかと思いつゝバスに乗った。
バスは6時に新富観光バスセンタ−を出発した。
8:40 笹ヶ峰登山口駐車場(1310m)着。あいにくの小雨模様。雨具を着用し、身支度を調えた直後、歓迎のしるしか、雷鳴を伴った激しい降雨。駐車場のトイレに駆け込み、少時、雨宿り。
9:00 小降りになり、予定の1時間遅れで登山口のゲートをくぐる。ここで入山届けをする。
登り始めはブナの樹林帯に設けられた木道を緩やかに登り始めた。
10:20 黒沢の出会い(1580m)。対岸で小休止、水を補給。 これより「十二曲り」のつづら折りの急登。 高度が増すにつれ、次第に残雪歩行が多くなってきた。
12:30 ランチタイム。平坦地が得られず、登山道脇で適宜に昼食をとった。
13:00 富士見平の分岐点(2065m)。晴れていれば富士山が遠望出来たのだが。右は明日通過する黒沢池ヒュッテへのルート。左に折れ、黒沢岳西面の山腹を巻きながら緩い登り。 やがて樹間に火打山が姿を見せ、程なく高谷池ヒュッテの三角屋根が目に入って来た。
14:00 高谷池ヒュッテ着(2110m)
予定では、本日、火打山を往復し、ヒュッテ泊り。翌日、妙高山経由、燕温泉へ下山、となっていたがヒュッテ到着がかなり遅れたため、無理をせず、火打登頂は明日に変更。
更に、妙高山の手前、大倉乗越付近の急傾斜の雪渓ではアイゼンとピッケルを要する、との情報(小屋の人から)と翌日の行程、所要時間等を考慮し、妙高山は、今回割愛。
明日、火打から黒沢池ヒュッテ、三ツ峯分岐経由で燕温泉へ下山と計画の変更がリーダーより説明があった。
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火打山(高谷池ヒュッテは左中央に見えた) |
高谷池ヒュッテ |
高谷池 |
14:30 夕食まで若干時間があり、時折薄日も射してきたので、有志(約半数)のみ高谷池から天狗の庭へ雪上散策をして来た。
このヒュッテでは、ゴミは全て持ち帰り。トイレはバイオトイレで、使用済みのトイレットペーパーも備え付けの袋(高分解性素材)に入れ、持ち帰って各自処分すること等、ゴミゼロ運動で環境保全を推進するエコヒュッテ。
17:30 夕食:ビーフカレー、ハヤシライス、漬け物、フルーツ(パイナップル)。
セルフサービスでおかわり自由、但し食べ残しは不可。誰かが持参した梅干しの種も持ち帰り。
今日の登りで目についた主な花10種 サンカヨウ、エンレイソウ、ショウジョウバカマ、イワカガミ、ズダヤクシュ、ユキザサ、ツクバネソウ、ミツバオオレン、ツバメオモト、シラネアオイ(順不同。これらは翌日、下山路でも目にした。)
20:00消灯
第2日(6月14日) 高谷池ヒュッテ〜火打山〜黒沢池ヒュッテ〜燕温泉
5:00 起床。外気温8℃。
6:00 朝食:中華丼(紅ショウガ付き)、味噌汁。セルフサービスでおかわり自由。
6:50 ストレッチ体操後、火打山を目指し出発。夏、湿原と池塘群からなる高谷池や天狗の庭も今は半ば残雪に覆われ、湿原を彩る花々を楽しむには時期尚早だった。
7:10 天狗の庭の表示板(2120m)を左に見て、木道を進む。この北縁から火打へ延びる尾根に出た所にザックをデポ。上部の雷鳥平付近では雷鳥1羽を目撃。
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火打山への道 |
天狗の庭 |
天狗の庭で記念撮影 |
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ミズバショウ |
雷鳥を見た |
火打山頂上 |
8:35 火打山々頂(2462m)。頂上はかなり広かった。 ただ視界が悪く、影火打、焼山等近くの山は何とか見える程度。
期待した360度の大展望は、残念ながら、得られなかったが、先ずは目的のピークの一つに立てたことで良しとする。
8:55 記念写真を撮り、往路を辿って下山開始。
9:45 尾根上の灌木帯に数本のミネザクラがあり、ちょうど見頃だった。
10:15 高谷池東岸の分岐点に戻る。ヒュッテが目の前で15分間のトイレ休憩。
11:05 分岐点から東進し、茶臼山(2171m)を越えると、眼下に黒沢池の湿原(雪原)が広がり、八角形ドーム屋根のヒュッテが見える。
11:30 黒沢池ヒュッテ(2017m)へ下る。営業は7月から。ヒュッテ前の広場で昼食。
12:00 出発。
13:00 三ッ峯。このあたりムラサキヤシオツツジとシラネアオイが最盛期。
13:25 三ッ峯分岐。東進すれば神奈山経由、関温泉への下山路。ここを南下。
13:50 大倉池の分岐(1770m)。右は長助池経由、妙高山へのルート。ここは左折し下る。
途中の「黄金清水」で喉を潤した。
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ムラサキヤシオツツジ |
大倉分岐点 |
ガスに包まれた燕温泉 |
15:00 大倉沢を右岸に渡る(橋は無い)。この付近オオバミゾホオズキの黄花が目立つ。下方の燕温泉方向はガスの中。右岸を高巻きながら下った。
15:40 麻平(1310m)。妙高山からの下山ルートがここで合流する。
大倉沢に合流する北地獄谷に架かる吊り橋を渡ればゴールの燕温泉はすぐそこ。
16:30 燕温泉着(1120m)、温泉旅館街はかなりガスに包まれていた。 駐車場に待機していたバスに荷を預け、岩戸屋旅館の湯(硫黄泉)で汗を流す。
17:30 燕温泉を後にし、一路富山へ。
19:45 魚津で9名下車し、新富観光バスセンターに無事帰着、解散。
お世話頂いた役員の皆さん、ありがとうございました。
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