東 笠 山
 (1687m)

年月日 平成23年 7月 3日
天  候 曇り後晴れ
ル− ト あるぺん村⇔有峰林道亀谷ゲート⇔祐延貯水池ゲート
       ⇔登山口(沢道)⇔頂上

参加者 39名



 梅雨の季節の山行は、天候がとても気になる。ミニ沢登りとは言え、沢登りと聞くとなおの事です。
:30 アルペン村駐車場集合。リーダーのOさんの挨拶。ストックは不要とのことで車に置いて、4人ずつ10台の車に分乗出発した。車は小口川線へ向かった 
:50 水須料金所ゲート。通行料金は1台1,800円。車のフロントガラスの雨粒が気になる。トンネルを抜け、10台もの車で曲がりくねった林道を進んだ。
谷筋からの濃霧が上の方に上がってゆくが、ひょっとしたら今日は晴れるかも。
:30 祐延貯水池駐車場到着。駐車場には先客の車がズラリ!前方の登山道には既に歩き始めている登山者の行列ができている。
Oさんより今日の沢登りでの注意等を聞く。滑りやすいので十分注意すること。岩場ではロープの張ってある所もあるが、前の人の足の置き場所を確認すること等。
:00 準備体操を兼ねてダムサイドから歩く。頑丈な鉄柵のゲートをよじ登り堤に立つ。高さ45.5mとか、下を覗くと目がくらみそうだ。

9 :20
  沢登り地点。沢水の音が大きいが涼しげでもある。ミニ沢登りとは言え、大きな岩場が次々と現れ水苔も滑る。とにかく注意あるのみ。時々上流から涼しい風が吹いてくる。緊張の連続であるが、気が付くと緑の中に薄紫色のツツジが満開だ。水分たっぷりで育ったヤグルマソウは葉っぱが巨大だ。

祐延貯水池 沢を登る 雪渓を渡る


9  :40
 雪渓が現れる。急激に雪解けの進んでいる雪渓の流れの音が響く。 所々にポカッと丸く穴が開いていて雪も柔らかい。要注意。
9  :55 立ち休憩。水分補給、下を見ると岩の重なりが続いていて、随分急登な登りであると思う。
この後、沢のルートが途切れ崖の縁を木の枝やロープに掴まって滑らないように進む。

10 :15
 次に現れたのが岩場の難所。コンパスが短くて人のお世話になる。10 :40 あれほど悩まされた沢もいつの間にか水量が減りここでお別れ。

藪漕ぎ 頂上の草原 姫シャクナゲ
奥は西笠山 昼食 集合写真

 
今度は藪漕ぎになった。 左側の藪道に入りやっと平らな土道を踏めた。

笹薮のなかをビニールテープの目印を頼りに平泳ぎの如く進むと。 11:15には頂上に到着した。
緑色の絨毯を広げたような草地だ。涼しい風の吹き渡
る下界で味わえないここは別天地。残念ながら薬師は雲の中だ。ここでお楽しみの昼食タイム。いつもの如くいろいろ回ってくる。
遅れた方
が着かれ拍手で迎える。食事後、付近を歩くと頂上なのに大湿原である。
ワタスゲのお花畑が風にそよいで辺り一面に広がっている。ヒメ
シャクナゲ、モウセンゴケ、タテヤマリンドウ、チングルマ、ニッコウキスゲ等見飽きる事がないが、緑の頂上に戻り記念撮影。
12 :20 には
下山開始。Oさんより下りは特に注意するように言われ、岩場では足場を確保して下さるリーダーのお陰でロープにつかまり無事通過。13 :30  沢の取り付き地点に着く。泥の付いたスパッツや靴を洗って後続の人を待つ。

奥は薬師岳 慎重に沢を下る 無事下山


14 :00  揃ったので出発。14 :20  駐車場に着いた。後続の人も無事下山。拍手で迎える。
Oさんの挨拶後解散。亀谷温泉を横目に見ながら家路についた。

沢沿いに登った道は岩が滑りやすく結構急登でしたが、藪を越えて稜線に出た時は見事な草原でした。
記憶に残る楽しい山行でした。 役員の方々ありがとう御座いました。