極 楽 坂 山
(ごくらくざかやま)
(1,043.3m)
年月日 平成30年2月11日(日)
天 候 みぞれから雪へ
所在地 富山市大山町 参加者 26名
ルート 極楽坂スキー場〜旧金山ゲレンデ〜極楽坂山
記録者 M.S
6:30 天気予報とおりの曇り空。町中の道路に雪はないが、なにしろスキー場までの道路状況がわからないので普段なら1時間もかからないところを早めに出発する。 立山町に入ったあたりから小雨が降ってきたと思ったらだんだん雪に変わってきた。 7:20 集合場所にようやくたどり着く。(スキー場の駐車場の位置がわからなったので。)早すぎたのかなと思っていたら、もうすでに受付が行われていた。 皆さんとても集合が早い。 8:10 交流センターの1階(駐車場と同じ高さの階段下で)で準備体操を行う。 GSLのMさんから「極楽坂のゲレンデの端を直登して林道に出たら旧金山ゲレンデを歩いて極楽坂山の山頂を目指すコースをとる。」と説明がある。 私は極楽坂山にはグリーンシーズンにも登ったことがないのでついていけるかどうかと少々不安になる。 スキーヤーに混ざって階段を昇りスキー場ゲレンデの隅でカンジキを履く。
8:30 出発と思いきや。本日イベントが開催されていて大勢の人がおり、ゲレンデを団体で歩いては危険だとスッタフより注意を受ける。 それで交流センターの建物に沿って東に移動し極楽坂ゲレンデを離れ、金山ゲレンデ方面に向かう。 8:40 樹林帯に入る。杉が生い茂るかなりの急斜面をしかも足跡のない林の中を1班から順にラッセルして進む。かなり雪が深くて大変!! 会長から「一人20歩ずつでもいいぞ!」と言われて頑張る。先頭がラッセルを終わるとすぐに次の人がラッセルを引き継ぐ。短い距離でも深い雪の中のラッセルは息が切れる。汗ばむ。これぞカンジキハイク。いい運動! 9:20 植生が杉林から広葉樹に代わり斜面もなだらかになる。順に先頭の班を代わりながら進む。
Mリーダーが携帯スコップで積雪の断面を掘り出す。これで雪の層の状態をみる。降り積もった雪は、気象状況の変化で層をなす。松見さんが三方切り取られた雪の塊を両手で抱え込んで容易に外れるか否か試してみる。雪崩が起きやすいか否かを調べる。これが「弱層テスト」ということを教えてもらった。雪崩の心配は、なさそうだ。 9:40 さらに頂上を目指して旧金山ゲレンデを歩く。ここは滑走禁止エリアになっている。リフトも外され鉄塔だけが残っている。 風が強まり雪も降ってきた。前方見通しもきかないほどに。ひとりであればきっと下山するだろうなぁと思いつつ歩く。 今冬は寒さが厳しい分雪は湿り気が少なくカンジキで歩きやすいが、やはり斜面を登るのはつらい。 いよいよ自分が先頭ラッセルの番だ。 人の足跡を辿るのと違い自分が先頭になるのはとてもしんどい。 10:00 斜面が緩やかになり(標高800m辺り)尾根にいたる。いまだに雪と風が強いまま。どこからか「どこまでいくの。もう戻ろう」という声が聞こえた。寒い 寒い!! 10:56 樹林帯を見つける。(標高950m)あと少しで山頂なのだが風が強いので ここで昼休憩とする。雪は止まず木陰に身を隠し、風を避けて急いで昼食を済ませる。 冷えた体にスープがとても美味い。コーヒーをご相伴し人心地つく。 11:30 茂みを離れて全員で写真撮影。やはり寒い。1時間の休憩予定もそこそこに切り上げる。 下山開始。下りの斜面をてんでにカンジキで進む。登りの時と違い下山は足跡のない雪の上を自分の重力任せで下る。みんな子供みたいに誰も踏んでいない場所を進んでいく。これがきっと雪山歩きの醍醐味かなぁ 林道近くになると雪が少し弱まり極楽坂山のゲレンデが見渡せた。 12:08 林道で休憩。 再び樹林帯に入る。斜面が急なのでさっきまでのように自分勝手に雪の中を歩くのは躊躇する。こんな急な斜面を登ぼってきたのだろうかと思うくらい急なのだが、足取りが軽い気がするのは私だけかなぁ・・ 約2時間半かかりの登ってきた道のりを1時間で下山。
帰り道。なんとだんだんと陽が射してきた。もう少し早く天候が回復してくれればと恨めしく思いつつ車を運転する。 今冬初めて参加したカンジキトレッキングでしたが(あいにくのお天気でした)前人未踏?の雪の中を思いきり歩くことができてとても楽しい山行でした。 (M.S) | ||||||||||||