五色ヶ原〜薬師岳縦走

五色ヶ原・越中沢岳・
北薬師岳・薬師岳

年月日  令和3年8月5日(木)〜8日(日)

所在地  富山県立山町・富山市
参加者  17名
記録者  2名(T・H、I・H)

 






30周年記念登山



<1日目> 8月5日(木) 晴れ

新富観光BC = 室堂〜浄土山北峰〜獅子岳〜五色ヶ原山荘





6:10 新富観光バスセンターを出発
GCLより挨拶、および体調管理に気をつけるよう注意喚起あり。
途中、Oさんがサプライズ乗車。クルミ餅の差し入れを頂戴して室堂へ向かう。

7:50 室堂ターミナル到着 (標高2430m)
室堂周辺は快晴、期待が高まる。
Oさんよりミニトマトと、ナスの漬物の差し入れをいただいた。とても美味しかった。
ラジオ体操でウォーミングアップ。

8:25 1班から出発

9:00 小休止  チングルマの高山植物がきれい。

9:20 浄土山登山口(標高2670m)到着
展望台へ行くメンバー有り。

9:30 浄土山登山口を出発  急峻な岩場が続く。
Oさんからダイモンジソウを教えていただく。

10:15 浄土山北峰(標高2810m)到着

10:25 浄土山北峰を出発  ライチョウの親子が散歩している。

11:15 龍王岳と鬼岳の鞍部(標高2660m)にて昼食


龍王岳をバックに 雪渓は涼しいね!


11:45 出発、鬼岳東面に雪渓有り

12:00 鬼岳(標高2750m)を通過

12:25 獅子岳手前の鞍部(標高2610m)にて休憩  コバイケイソウが群生している。

12:35 出発、獅子岳までの急登

13:05 獅子岳頂上(標高2714m)到着  陽射しが強い

13:20 集合写真を撮り出発
滑りやすく長い下り坂。途中に梯子があり、慎重に足を進める。


獅子岳にて ザラ峠も頑張ろう!


13:45 小休止、稜線の西側からガスが上がってくる。
トウヤクリンドウ、イワツメクサ、イワギキョウ、ハクサンフウロを見つけて癒される。

14:35 ザラ峠(標高2348m)到着  ガスがはれて青空が覗く。

14:55 五色ヶ原に向けて出発  最後のひと踏ん張り。

15:40 五色ヶ原山荘(標高2486m)到着
コバイケイソウ、ハクサンイチゲ、イワイチョウなどたくさんの高山植物が咲き、この時期に来られたことに感謝。

18:30 ほんの一時、ガスの切れ目から、夕日を映した龍王岳、鬼岳、雄山、獅子岳の幻想的な山容が
浮かび上がる。


やっと着いた〜! 花の楽園 五色ヶ原 夕日に染まる山並み






<2日目> 8月6日(金) 快晴

五色ヶ原山荘〜鳶山〜越中沢岳〜スゴノ頭〜スゴ乗越〜スゴ乗越小屋





6:15 GCLよりコース説明あり、体操でウォーミングアップ

6:25 五色ヶ原を出発  ゆっくりと出発するも、早くも汗が噴き出す。




7:00 小休止  鳶山に向かう途中、弥陀ヶ原、剱岳、雄山が見える。

7:10 鳶山(標高2616m)到着
稜線上で360度壮大な景色を堪能する。槍ヶ岳、笠ヶ岳が遠くに見える。

7:55 越中沢乗越付近で15分のコーヒータイム休憩

8:45 小休止、真っ青な黒部湖が見える。

9:35 越中沢岳(標高2591m)到着  風があり涼しい。全員で記念撮影。


薬師岳をバックに 越中沢岳にて 中腹にスゴ乗越小屋が見える


10:05 出発  290mの大下り。岩場や樹林滞が続く。慎重に一歩ずつ進む。

10:20 鞍部にて小休止

11:45 岩場を登り返して小休止
太陽の周りに光の輪《ハロ・日暈(ひがさ)》が出現する。

12:00 スゴノ頭(標高2431m)付近にて昼食。
頂上は立入禁止区域。

12:30 出発  ガスが出てくる。再び大下り250m。

12:55 小休止  ガスがかかり、真っ白になる。

13:13 スゴ乗越(標高2200m)到着、休憩

14:10 スゴ乗越小屋手前の直登を登りきるとテント場に出る。歓声があがる。

14:20 スゴ乗越小屋(標高2270m)到着


小屋のベンチで 寛ぎのひと時 師匠と一緒に地図読みの訓練、その1


心配していた台風が太平洋側に逸れ、天候に恵まれて念願の薬師岳に登頂することができました。
時間と共に表情を変える雄大な山並みを存分に堪能することができました。
担当役員の方には大変お世話になり、多くのことを教えていただきました。
メンバーに恵まれ最後まで歩くことができましたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。



<3日目> 8月7日(土) 晴れ時々曇り

スゴ乗越小屋〜間山〜北薬師岳〜薬師岳〜薬師岳山荘



5:45 朝食

6:20 集合、ラジオ体操  GCLより本日のコース・ポイントの説明。

6:30 スゴ乗越小屋出発  「今日も頑張るぞ!」の気合の声が。
今日からは2班が先に1班も後に続き、登りはじめからすぐに急登。
左手に朝日そして涼しい風を浴びながら快適。
標高が100メートル程上がるとなだらかなアップダウン、するといつも見慣れている鍬崎山が
右手方向に見えた。

7:05 小休止  涼しい風と共にガスも出てくる。

7:45 小休止  間山池近く

8:00 間山頂上(標高2585m)
全員で記念写真。ガスが薬師岳方向に流れ行く。  「お願い、雨は降らないで」




8:30 小休止
北薬師岳稜線上で、今登ってきた道を皆で振り返り、「凄い。頑張ったのォー!」

9:05 小休止  目指す北薬師岳は目の前。あと少し!気合入れ。

北薬師岳から見た金作谷カール

10:05 北薬師岳頂上(2900m)、休憩
山頂は思ったより狭い。

10:20 北薬師岳頂上を出発
左手方向にカール景色も見たいですが、細尾根そして
危険箇所も多く慎重に!
落ちると上がってこれない。「怖い!」の声が。

11:05 小休止  金作谷カールの絶景

11:35 薬師岳頂上(2926m)
だんだんと周りの山々が、ガスに隠されはじめる。
昼食を食べ、急いで記念撮影。



地図読みの訓練、その2


12:15 出発
あとは今日の宿、薬師岳山荘まで下りのみ。
この頃からポツポツ雨が降りはじめ、滑りやすい石、砂利道に注意しながら足早で山荘へ。


薬師岳山荘が見えてきた。浮石に気をつけて! 無事に小屋に到着 至福のカンパイ!


山荘の窓越しに見える夕日
13:00 薬師岳山荘に到着
ポツポツ降っていた雨も上がり、みな笑顔ですぐに
ビール・ジュースで乾杯! 「お疲れ山でした。」

16:10 折立からの薬師岳組(以下、一泊組と表記する)が、
薬師岳山荘に到着、お出迎え

17:40 夕食



18時頃から雷と共に大雨。
縦走組、一泊組とも、大雨に遭わず無事に山荘まで来られて一安心。
大雨の後しばらくすると西の空に綺麗な夕日、そして薄っすらと富山平野、
有峰湖も見ることができました。




<4日目> 8月8日(日) 晴れのち曇り

薬師岳山荘〜薬師岳避難小屋跡〜薬師岳山荘〜薬師峠〜太郎平小屋〜折立 = 新富観光BC



3:50 縦走組の希望者9名でご来光を見るために、避難小屋跡を目指す。
GCLを先頭に、暗く滑りやすい登山道を見極めながら、皆後に続く。

4:20 避難小屋跡に到着
気温10度で風も強く寒さに耐えながら、日の出時間の5時10分まで待ったが、ガスでご来光は見られず。
でも時々ガスの途切れた瞬間に見える山々は幻想的。

5:15 避難小屋跡を出発

5:45 薬師岳山荘に到着

6:00 朝食

山荘から見える鍬崎山と雲海 下山も怪我に注意しましょう


6:45 集合して縦走組、一泊組で写撮影真、ラジオ体操。GCLからコース・予定説明。

沢でひとやすみ
6:55 薬師岳山荘を出発  縦走組が一足先に下山を開始。

7:30 小休止  薬師平でチングルマなどの花を見ながら

7:50 小休止  沢で水を補給
いつもは沢の水も多いのですが、かなり少ない。
雪解けが早かった影響なのでしょうか?

8:05 薬師峠(キャンプ場)到着
皆、ペットボトル・水筒に水の確保。 ここの水場の水量も少ない。

8:40 太郎平小屋に到着、休憩  5人の方が、太郎山にピークハント。
一泊組と再び合流し、太郎平小屋前で記念写真。

9:30 太郎平小屋を出発

10:00 小休止  五光岩ベンチ(標高2196m)

11:20 三角点(標高1870m)到着、ベンチで昼食


最後のランチタイム 暑くてバテ気味 一泊組も元気に下山


12:20 小休止  アラレちゃん看板前 

13:05 折立の薬師岳登山口まで全員揃って無事に下山
登山靴を脱ぎ自販機でジュースを購入し、縦走お疲れさまの乾杯。冷えたジュースは凄く美味しかった。

13:30 出発 新富観光BCへ  途中2名が途中下車



個人の力だけでは、なかなか実行する事ができない縦走ができた事の喜び。
そして一緒に行動してきたメンバー、役員さんと喜びを共有できた事は、私にとって最高の思い出になりました。
この山行を企画運営された役員、担当者さんありがとうございました。
来年の縦走も楽しみにしています。


下山前に薬師岳山荘横にて 縦走組・一泊組 全員集合