尖  山
 (559m)

年月日 平成 24年 1月29日
天  候 薄曇り
ル− ト あるぺん村→尖山→あるぺん村
参加者 25名



 9:50 アルペン村駐車場に集合。 GCLの I さんの挨拶のあと、かんじきを着用し、3班編成で、駐車場裏から出発した。
この時期、周辺に広がる田畑は雪に覆われ、雪原状なので横江集落経由の夏道を取らず、500mほど前方に見える「金太郎温泉」の大看板を目指し、ラッセルしながら進んだ。
やがて看板の横手(A地点)から杉林の斜面に取り付いた。
時折、梢から落下する雪のシャワーに気をつけながら登ったが一汗をかいた。

10:35 杉林を抜けた地点(B地点)で視界が開け、再び雪原歩行。左手前方に、目指す尖山がぼんやりと頭を見せている。
11:00 横江排水池の門柱前を通過し、11:15に分岐点(C地点)に到着した。「とんがり山2km、芦峅寺3.5km」の矢印標識あった。
横江集落を経由する林道がここで合する。これより尖山山頂まで、ほぼ夏道通りで、先行パーティーが付けてくれたトレイルがあったので、大いに助かった。

11:30 無雪期ではここまで車の乗り入れが可能な夏の登山口(地点)に到着した。
入り口の登山届け出箱は雪に埋もれていた。
これより、沢を右に見ながら、杉林の中の緩やかな登りになる。昨日の降雪で消えたのかウサギ、テン、カモシカなどの足跡が林床には見あたらなかった。

12:00 下山してきた南砺市の4人パーティーに出会う。
12:20 杉林を抜けた地点(E地点)で沢を離れ、左折。 尖山山腹の西斜面を巻き気味に登る。

常願寺川の扇状地と富山平野

12:35 頂上直下の北西面からは、多少霞んではいるが、眼下に常願寺川の扇状地が広がり、富山平野から富山湾まで見渡すことができた。
12:45 頂上着。所要時間、2時間40分。「尖山 標高五五九m」の縦書きの標識柱は上部数十センチを残して雪に埋まっていた。ここで40分の休憩と昼食になった。
13:15 気温1度、無風、時折薄日も射し快適だが、期待していた山岳展望は得られず。 立山連峰はおろか、その前衛峰すら姿を見せなかった。
最も近い(
2.3km)千垣山に連なる数峰が、僅かに、ぼやけた輪郭で頭を見せているのみでした。
20万分の1地図とコンパスで山座同定ができる喜びを味わう」という今回の課題は次回に持ち越しとなり、代わりに、Iリーダーからポンチョの活用について”講義”を受ける。
人目を避ける場所が得にくい雪山でのトイレや着替え等に自製のポンチョが有効とのこと。大きな布の中央に首が出せる程度のスリットを入れ、これを被って”作業する”というもので、冬山だけでなく、夏山でも使えそう。 軽くて薄い布地で、何故か花柄模様がお勧めとか。

13:20 記念撮影のあと13:40下山開始。
予定では、ナツツバキ峠経由のルートを取るとあったが、変更し、往路を降りることになった。

13:50 前記 E地点で右折、杉林の中を沢沿いに下る。 14:10には D地点(夏の登山口)を通過する。
14:40 雪原から尖山を振り返ると往路よりはっきりと見えた。
14:50 前記 B地点から杉林を下る。
15:00  A地点(金太郎温泉の看板)を通過し、15:10アルペン村駐車場に帰着した。
ここでかんじきを解く。点呼。
GCLの Iさんの挨拶、講評。 県内は、この1週間冬型の気圧配置が続き、東部を中心に大雪の恐れあり、と連日報じられていたので、今日も好天は望めないだろうと覚悟していたが、風もなく、降雪もなく、時折薄日が顔を出すという嬉しい”期待はずれ”。これも参加者各位の日頃の精進によるもの、との副会長Oさんの弁で締めくくり解散となった。

    リーダー始め役員の方々、お世話になった皆様ありがとうございました。