天 蓋 山
 (1527m)

年月日 平成 21年5月 17日(日)
天  候 雨
ル− ト 新富観光⇔神岡⇔登山口⇔雀平⇔頂上
参加者 26名



6時20分に新富観光バスタ-ミナルに集合した。
今日の天候は曇り空で、予報では午後から雨空になるらしい、何とか持ってくれないかと思いつつバスに乗った。
バスは6時30分に出発した。
バスの中でOさんが、2時間ほどのバスに乗ってる時間を楽しく過ごすようにと簡単に天蓋山についての説明や当
会員の年齢構成やらの話しをして下さった。
その後の山菜採りの話しでは、採取した山菜の処理、保存、料理の方法を説明書きのプリントも用意し、細かく説
明をして頂いた。更にススタケの煮物を全員で試食させてもらい、大変に参考になりました。
ちなみに試食の味はOさんの野生的な人柄からは想像できなく、薄味の絶妙な味で美味しかったです。
バスは7時30分には神岡のスカイド−ムに到着した。
ここで休憩をしてからバスの中で、今度公開される剣岳・天の記の撮影記録のCD放映や、GSLのKさんから
コ−スの説明があった。
8時15分にはバスは今日の登り口の夕顔の駅に到着した。
キャンプ場から広々とした駐車場まで歩き、山歩きの準備、ストレッチの後、8時40分には出発した。
空は曇り空だったが、最初から雨具を着て歩き始めた。

登山口 登り始めの山道 山道に咲いてた花

キャンプ場の炊飯場の側が登山口で、そこには「天蓋山山道、頂上まで約2時間」の案内板があった。
最初は緩やかな道が、途中から沢沿いになり白樺やブナ林に代わって来た。
雨はだんだん本降りになってきた。
同行のMさんはこの山は白樺が多く、富山では見られない美しい山だ
と言ってたが、小雨にガスのかかる新緑の白樺林は凄くきれいでした。
紅葉の頃の晴天日には是非訪れてみたいと思った。
やがて道は小さな沢を越えると沢沿いになって木の根っこも張ったか
なりの急登になって来た。
足元には花の名前が解らないがピンク色の花があちこちに咲いており
疲れを癒してくれた。
この辺りからは雨足が強くなって風も出て来た。
道もぬかるんで何度か滑りそうになった。
登りがだんだん急になってやがて稜線にたどり着いた頃には雨風が
更に強くなったので笹の側で風を避けるようにして休憩を取ったりして
登った。
10時10分には雀平に到着し、ここで10分位休憩をした。
雀平から頂上までは2〜3回のアップダウンが続き、頂上近くの急登を
登り切った所が頂上で、そこには方位盤や標識があった。
晴れておれば頂上からは、黒部五郎、薬師岳、北の俣岳、御嶽山から
北アルプスの立山、剣岳、大日岳が展望できる所だったけど、今日は
雨に加えて強風だったので何も見えなかった。
本来ならここでランチタイムと言うところだが、リ−ダ−の判断で、下山
してから食事と言う事になり、記念の写真を撮り早々に下山をした。
10時50分には下山開始し、11時15分には雀平に到着した。
リ−ダ−からは、お昼が遅くなるので間食を取った方が良いとの指示があり、持って来たパンを食べた。  
さくらんぼも廻って来た。

天蓋山の頂上 タムシバの花 山の村牧場

11時25分には雀平を出発したが、急坂にかかる「前半の山場」はかなり、ぬかるんで、今度は「最後の難所」になった。
メンバ−の女性から「タムシバの花が咲いている」と声があり、白くて大きい優美な花が咲いていた。
雨のせいか、沢の水かさも増して勢いよく流れていた。
やがて道は樹林地帯に入って緩やかになり、12時30分には今朝出発した夕顔の駅に到着した。
リ−ダ−より昼食について説明があり、着替えをしてバスに乗り込み、近くの山の村牧場に移動し食事をする事になった。
山の村牧場の食堂では、場所だけを借りるわけには行かなかったので、各自うどんかラ-メンを注文。
空腹におにぎりとラ-メンは美味しかった。
14時00分には山の村牧場を出発してバスに乗って帰路に向かった。
車中ではリ−ダ−のOさんの進行で新会員の方や若年者の話しや年長者の健康秘話などで盛り上がった。
16時00分には新富観光バスタ−ミナルに到着した。
今回の登山はひたすら登り、ひたすら降りた感じだったが、それでも普段にも増して満足感を感じた。
頂上でサブリ−ダ−のKさんが言った「登山にはいろいろな登山がある、今日の登山も登山だ」の言葉も受け止
めれた。
出発前にリ−ダ−の方々が判断に苦慮されたと思うが、決行に踏み切ってくれた事に感謝し、ご苦労を頂きあり
がとう御座いました。