てん   がい  さん

天 蓋 山
  (1527m) 

年月日  令和3年10月17日(日)
天  候 曇り時々小雨
所在地  岐阜県飛騨市
参加者  21名
記録者  M・K

 




定例山行


【天蓋山・山名の由来】
仏像の上にかざす衣笠に似ていることに由来するという。
どこから見ても、天蓋のようにたおやかな山容です。


6:30 新富観光バスセンターに全員集合
昨日の夕方より雨が降り、気温(富山で最高18°最低11°)も低い。
山行にはあいにくの空模様。何とか、雨よ降らないで!!と祈るのみです。

6:40 検温を済ませ、出発

GCLより・・・登山道はとても整備されて歩きやすい。
しかし、渡渉(川や沢に橋がない場合、水の中を歩いて対岸に渡ること)箇所もあり、急登もある。

事務局長より・・・北日本新聞 10月6日(水曜日)の朝刊「安全に楽しく山登り30年」と
大きな見出しとカラ−写真で載りました。
それから、問い合わせが殺到!! すごい反響!! うれしい悲鳴!!

会長より・・・富山シティエフエム(ラジオ)に生出演予定。
「ラジオなので顏が出ないのでほっとするも、ちょっと残念!!」

とのコメント。
あの包み込むようなやさしい口調で話されると思います。
バスはひたすら国道41号をはしり富山県から岐阜県へ。岐阜県に入ったころには小雨になる。

雨が降りませんように
7:35 道の駅 宙ドーム・神岡 トイレ休憩

8:30 ドライブイン 夕顔の駅で下車
嬉しいことに雨はほとんど降っていない。
駐車場には車もなく、登山者も見られない。
ラジオ体操をして出発。山之村キャンプ場の中を歩く。
突然、キツネが生い茂ったシダ(わらび)のしげみから
飛び出してくる。

8:40 登山口
<天蓋山登山道 頂上まで約2時間>の標識
沢の音を聞きながらドングリ、茶色や赤色の落ち葉を踏みながら歩く。
小さな滝を発見。渡渉箇所も水につからないよう滑らないように注意して渡る。

9:15 休憩

9:20 急な登り坂
ウリハダカエデ・ハンノキの枯葉が木の根の階段を埋め尽くしている。
息を切らしながら登る。
<もう、一息 急坂あと半分>の標識
頑張ろう!薄日も射してきた。

9:50 急な登り坂やっと終わる。
葉を落したナナカマドの赤い実が、目にはいる。
久しぶりの平たんな登山道。カサカサと落ち葉、秋の音。

キャンプ場の静かな道を歩く 見た目以上の急登 雀平でひとやすみ


10:15 雀平(1380m)
うっすらと天蓋山の全容が見える。大きなヒメコマツの木が立っている。
晴れていたら黒部五郎岳・薬師岳の見える絶好の展望台なのに・・・
いよいよ、山頂部への登りにかかる。1480mの鞍部に下がって、また登る。
さすがに、キツイ!


振り返れば紅葉が薄日に映えている 紅葉に負けない美女三人


11:00 天蓋山山頂(1527m)
広く眺望の良い山頂のはずだが・・
遠方の山々(御嶽山・立山・剱岳等)残念ながら見えない。
360°のパノラマ景色を想像するが?無理。
中央に(故)田部井淳子さんの標識が立っている。集合写真をとる。
昼食、とにかく、寒い! 手がかじかむ。
それでも、それなりに、賑やかな楽しい昼食をとる。

ナチュラリストの会長より【紅葉のしくみ】の解説
葉の色が変わる理由は、木が不要な葉を落とすための準備。
紅葉(赤い葉)はアントシアニンという色素に変わる。黄葉(黄い葉)はカロチノイドという色素に変わる。

植物の不思議と生命力を感じる。


景色が見えず残念 絶景を想像しながらの昼食 田部井淳子さんが書かれた頂標



11:45 天蓋山山頂 出発
下山を開始して間もなく、登山者にはじめて会う。富山の男女5人(40歳代)

12:15 雀平 休憩

ぬかるみに気をつけて
12:30 急な下り坂
ドロドロの土の上に重なった落ち葉。
注意しても、滑る。滑った跡があちらこちらにある。
なお、緊張する。
富山の男女5人組が、素早く追い越していく。

13:10 急な下り坂やっと終わる。
大木にサルノコシカケが階段状に見事についている。

13:20 休憩
「後ろむきになあ〜れ」10名位のおしりにドロンコの立派な勲章。

13:45 登山口に到着

13:50 ドライブイン 夕顔の駅 休憩と買い物

14:20 ドライブイン 夕顔の駅 バスで出発、小雨が降ってくる。

GCLより・・・雨を心配していたが、たいしたことなく、全員で頂上に行けて良かった。
来年度の山行を企画中。希望の山があれば、運営委員までお知らせ下さい。
新人会員にもわかる様に、山の会のネ―ムプレ―トを付けましょう。

SLのOさんがこれまでの会の軌跡や思い、これからの若い会員への期待を話される。

16:10 新富観光バスセンタ−に到着

今回の山行は紅葉、天候には恵まれませんでしたが、晩秋の山を心行くまで楽しめました。
担当の皆様、本当に有難うございました。



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