おぜ ぬま 〜 ひうちがだけ 〜 しぶつさん

尾瀬沼〜燧ケ岳〜至仏山
        (2356m)     (2228m)

年月日 令和4年7月23日(土)〜25日(月)
所在地 尾瀬沼/燧ヶ岳・福島県南会津群檜枝岐村
    尾瀬ヶ原/至仏山・群馬県利根郡片品村
参加者 24名
記録者 3名(T・Y、I・Y、S・J)

 






<1日目> 7月23日(土)   雨時々曇り

新富観光BC→沼田IC→大清水登山口〜一ノ瀬休憩所〜三平峠〜尾瀬沼〜大江湿原〜【長蔵小屋】泊




♪夏がくれば思い出す。はるかな尾瀬、遠い空 ♪
誰もが口ずさむことが出来る『夏の思い出』憧れと郷愁を誘います。
一度は訪れてみたいとかねがね思っていました。
また燧ヶ岳と至仏山の二つの百名山を登ることが出来る。
案内書が届くと真っ先に参加申し込みをしました。
今回の計画をたて準備をして頂いた役員の方々、引率指導して頂いた担当の方々に感謝し厚く御礼を申し上げます。





土砂降りの雨の中、集合場所の新富観光BCへ急ぐ。4時半頃に到着し素早くザックをバスの荷物室に積み込み、検温と消毒をしてもらいバスに乗り込む。すでに10名位の方が乗車しておられる。


4:50 18名が揃い予定より10分早く新富観光BCを出発する。雨は降り続いている。


6:12 名立谷浜SAに着。休憩


6:20 出発


7:25 越後川口SAに着。休憩


7:43 出発後、事務局長のTさんより『個人山行の場合でも必ず登山届を提出するように』と話がある。
続いてスリングを使っての【簡易ハーネス】の作り方の実演と山行におけるスリングの使用例等の説明があり、大変参考になる。


8:15 湯沢町に入る。この頃になり晴れ間が広がる。


8:38 下牧PAに着。10分休憩、この頃には快晴になる。
保険担当のTさんより『保険の種類によっては、保険金の出るケース、出ないケースがあります。ハイキングコースでは、残雪期の事故は補償がないこともあります。』の説明がある。登山コースがベストのようです。


8:56 沼田ICを出る。GCLのOさんより改めて今日の日程説明がある。 思い思いに車内で早めの昼食を摂る。


10:00 予定より1時間早く大清水登山口に到着。(標高1193m)
登山準備をして全体で、ラジオ体操をする。登山口で記念写真を撮る。


10:30 1班から順次出発し車止めのゲートを通っていく。車の通る広い林道を快適に進む。


11:35 一ノ瀬休憩所に到着(1426m)。この頃には小雨が、降り出し雨具を着る。



11:45 班の順番を代えて、3班を先頭にして出発する。三平橋を渡ると林道は終わり、三平峠への登山道に入りブナ林の中を登っていく。


12:22 休憩。この頃に一旦、雨があがる。


12:30 出発。


12:50 休憩。雨が降ったり止んだりで、その後しだいに天気は回復していく。
15分後に出発。木の階段を登り、ブナ林の急斜面をジグザグに登ると尾根上に出る。明るい尾根上をオオシラビソなど針葉樹林の中を歩く。


いよいよスタート 三平峠にて

13:30 三平峠に到着(1762m)。休憩して10分後に出発する。峠から緩やかに下ってさらに短い急斜面を下りる


14:00 三平下に到着(1668m)。尾瀬沼が見える休憩所があり。ベンチで休憩する。15分後に出発。


尾瀬沼休息所にて 長蔵小屋に到着


14:40 長蔵小屋に予定より早くに到着する。(1666m)


14:50 休憩後、ザックを置いて空身で大江湿原へ出発する。


大江湿原(1663m)一帯にはキンコウカ・サワラン・コオニユリ・サギスゲ・オゼヌマザミ・コバギボウシ・コバノトンボソウ等々色とりどりの高山植物が咲いており又ニッコウキスゲも満開に咲き誇っている。
素晴らしい景色に感激する。湿原の絶景を堪能し、途中で引き返す。



ニッコウキスゲとサギスゲなどが群生する大江湿原


15:30 長蔵小屋に戻る。


16:10 入浴 山小屋で風呂に入れるのは最高に有難い。汗を流してさっぱりとする。入浴後、部屋にて今日の山行の疲れを癒やすためビールで乾杯する。

美味しい夕食に大満足


17:30 夕食 以前の山小屋の食事と言えばカレーライスが定番だったが、今は工夫を凝らした料理が提供される。ハンバーグをメインとした工夫を凝らした食事を美味しく戴く。


19:00 今日の疲れもあり早めに床に就く。
明日は、いよいよ燧ヶ岳と尾瀬ヶ原だ。期待に胸を躍らせながら眠りにつく。大変な一日が待っていようとは、この時は想像もつかなかった。





日没前(2022.7.23 17:16)尾瀬沼と燧ケ岳



〈YAMAPデーター〉  合計時間5:37(休憩時間1:30含む)      距離9.6q  上り612m 下り141m(累積)



コバノトンボソウ ニッコウキスゲ テガタチドリ ヒメサユリ






<2日目> 7月24日(日)   曇時々晴れ

【長蔵小屋】〜ミノブチ岳〜燧ケ岳・俎ー(まないたぐら)〜柴安ー(しばやすぐら)〜見晴(十字路)〜
竜宮 〜【山の鼻小屋】泊



6:35 今日は15.4kmの長丁場、ラジオ体操をして、気合いを入れて出発する。


6:50 大江湿原から浅湖湿原へルートを経て更に長英新道分岐を左に折れると、いよいよ山道に入る。


湿原を通り燧ヶ岳を目指す 俎ー山頂 2346mにて 俎ーから柴安ーへと向かう


10:05 気温27度と暑い中、心地良い風が時々吹き、ミノブチ岳に到着する。


10:42 俎ー(標高2346m)までの岩場は登山者で混んでいて、頂上は狭く急かされて進む。


11:20 50mほど下って、また上り返して柴安ー(2356m)に至る。ここで昼食となる。


ブナ林の木道を進む 燧ヶ岳山頂石柱 燧ヶ岳山頂にて 眼下に尾瀬ヶ原を見渡す




山頂からの尾瀬ヶ原


見晴(十字路)でのトイレ休憩
(今回、環境へ配慮で各自、携行トイレを準備)

12:12 集合写真を撮った後、予定より1時間以上遅れて出発する。


15:44 見晴(十字路)に出るまでの3時間30分は、泥との闘いであった。これほどぐちゃぐちゃの泥濘の長い長い下りは、誰もが酷すぎると愚痴をこぼす。 転倒する人が続出する。幸い怪我人はいなかったようだ。


17:24 山の鼻小屋までの約6km、全員が湿原の花も見ずに長〜い長〜い道のりを(幸いにも)木道は乾いていたので、早足でひたすら駆けて行く。 大変な一日であった。




燧ヶ岳を背に尾瀬ヶ原を歩く




<3日目> 7月25日(月)   曇り時々晴れ

【山の鼻小屋】〜高天原〜至仏山〜小至仏山〜鳩待峠→スノーパーク尾瀬戸倉→片品温泉→沼田IC→魚津IC→
新富観光BC



5:30 山の鼻小屋  朝食朝食後、6時までに出発準備。


6:05 山の鼻小屋前広場に集合。ラジオ体操。皆の期待に応えるかのように天候は快晴。


6:15 GCLのOさんを先頭に、1班、2班、3班の順で山の鼻小屋を出発。背には昨日登った燧ヶ岳が 我々の出発を見送るようにそびえ立つ。



山の鼻小屋を出発 燧ヶ岳を背にして湿原を行く


6:35 登山口から木製の階段が付くいきなりの急登。
出発から20分程しか経たないのにもう汗をかき始める。皮むきタイム。暑い人は上着を1枚脱ぎ体温調節をはかる。


7:05 休憩。水分補給。笹薮を抜けると視界が広がり前方が見える。後方には昨日登った燧ヶ岳がそびえる。


7:55 立ち休憩。後続待ち。水分補給。
蛇紋岩の岩場が多くなり、滑りやすいことから鎖場が2か所設置してあった。


8:50 ベンチあり、休憩(10分)。水分補給。まもなく山頂。


9:25  1班 至仏山山頂到着。


9:55  2班 至仏山山頂到着。


10:05 3班 至仏山山頂到着。各班、順次昼食。




10:35 山頂(標高2228m)にて記念撮影。
山頂からは、尾瀬ヶ原・燧ヶ岳・会津駒ヶ岳・平ヶ岳・谷川連峰などの眺望があった。本当に気持ちの良い山頂での一時を過ごした。



ベンチにて休憩 後ろに燧ヶ岳がそびえる




至仏山を下りて、2つ目のピーク小至仏山へ

10:45 1班、3班の順で下山開始。これより100mほど下り、さらに登り返して小至仏山へ向かう。


11:45 小至仏山(標高2162m)に到着。水分補給。
山の最終到着地点の鳩待峠に向かう。


12:40 標高1935mポイント(大きな石の上)で休憩(10分)、水分補給。


13:45 鳩待峠(標高1591m)に到着。国立公園 尾瀬 「鳩待峠」の案内板前で記念撮影。


再び湿原へ出て鳩待峠を目指す 至仏山登山口でもある鳩待峠に到着!



「宿泊山行3日間の累計」
〈YAMAPデータ〉  歩行時間 22.5H〜23.5H・歩行距離 30.7q・登り2254m ・下り1857m  (Fさん提供)


14:05  関越交通貸切りバスに乗車。


14:30 スノーパーク尾瀬戸倉に到着。新富バスに乗り換え。


14:40 スノーパーク尾瀬戸倉 出発


15:10 片品温泉【花咲の湯】到着。入浴(45分)。


15:55 片品温泉【花咲の湯】出発。
沼田インターより関越自動車道に入る。車中においてGCLのOさんの提案で、各自が今回の登山を経験しての意見や感想を話す。
その結果、今回の登山はかなりハードなものでしたが、参加者全員満足していることが分かる。


16:40 下牧パーキング トイレ休憩。


17:50 越後川口SA 夕食とトイレ休憩(30分)。


19:30 名立谷浜SA トイレ休憩。


20:30 魚津IC 6名下車。 この後、車内でGCLのOさんから解散の言葉があった。


20:45 新富観光BCに到着。 皆さん、3日間ご苦労様でした。






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