大 笠 山 
 (1822m)

年月日 平成22年 9月25日(土)〜26日(日)
天  候 晴れ
ル− ト 
 9月25日 桂湖コテ−ジ(泊)
  9月26日
   桂湖キャンプ場⇔登山口⇔1600M⇔天ノ又⇔避難小屋⇔頂上

参加者 15名



今日の山は一言で云えば大変な山でした。標高差1245m累積標高差1466mを上りで6時間,下りで4時間30分,合計10時間30分を歩く計画です。さすがに日本300名山に選定されるだけのことがあります。
今日の参加者は15名(男性7名女性8名)で13名はコテ−ジに前宿する事になった。25日台風12号が太平洋を北上したおかげで、翌日は晴天が予想できた。
前泊の桂湖のコテ−ジでは焼きそばを作り、各々が持参したお酒やおつまみで酒宴になった。
9時には快適なベッドにて就寝。翌朝4時半起床。外へ出てみると20日の月の明かりと頭上にはオリオンの三ツ星が輝いていて今日の快晴を保証しているようでした。
各自それぞれ朝食の後、700mはなれた登山口に車に便乗して出かけた。桂橋の前に駐車して体操の後5時40分大畠谷の吊り橋を渡ると、目の前にいきなり連続した5本の鉄梯子と鎖。崩落したような急斜面は鎖の補助で登った。





桂湖コテ−ジ お酒と焼きそばで宴会
大畠谷のつり橋と直前のハシゴ

此処から標高差700mくらいまでは急登の連続で階段も有り、急坂をゆっくりゆっくりと歩いた。
歩き始めて30分もすると木々の間から桂湖の全体が俯瞰(ふかん)できるフタバラノ尾根上に出た。
この尾根は右側が大畠谷、左側が境川に至る切り立った尾根なので足元に注意しながら登った。
桂湖から1.6kmの標識を7時20分に通過した。 此処までで
約500mの標高を稼いだ。 
天の又
(前笈ヶ岳)には8時50分に到着した。頂上からは北アルプスが一望出来, 間近には1.552mのトンガリピ−ク、左手にはスラブ状の岩を抱いた笈ヶ岳とその背面に白山がドッシリと輝いて見えた。ここで休憩を取った。
10分くらい休憩を取ったあと狭い尾根道を歩いた。 暫らくして下りになって泥濘状のところが4.5箇所もあったのには驚いた。

フカバラの尾根の登り 桂湖の全景 1600m地点の標識
稜線左手の笈ヶ岳 天の又(前笈ヶ岳)頂上 トンガリピ−ク

9時25分に桂湖より3.7kmの三番目の標識を過ぎ、天の又から30分くらい登るとトンガリピ−クに到着した。
ここでは360度の眺望だったが、大笠山はまだ見えなかった。 10分ほど展望を愉しんでから登り下りを経て1時間くらい歩いて10時30分には避難小屋に到着した。

三年前に登った人のブログにはゴムホースから水が流れていて美味しかったとあったけど、ゴム管が地面に干からびていただけでした。
少し栄養補給してさらに急登に向かうも、笹が伸びて足元の階段が見えない。 疲れも限界に達し足も重くなってきたが、最後の気力で登ると11時40分奈良岳からの分岐点に出た。
稜線は桂湖から6.0キロ大笠山0.2キロの5番目の標識があった。 此処からの道は笹も刈り払ってあって気持ちのいい稜線歩きでした。 
11時45分には大笠山の頂上に全員が到着した。
頂上はテーブルセットが三組もある広い頂上で、大きな方位盤と石柱の標識がありました。

避難小屋にて休憩 大笠山 大笠山頂上での集合写真

眼下に小松と金沢の町と外灘の日本海が広がっていました。すばらしい景色は苦労して登ったご褒美でした。
ランチタイムの間に頭上に黒い雲が広がってきたが、雨の心配はなさそうなのでユックリ休んで記念写真をとり、12時35分には下山を開始した。
下りは急な坂道の連続で慎重に下りた。大畠谷の吊り橋を渡ったのは16時55分でした。





笈ヶ岳と白山連峰 紅葉を始めた稜線を下る
最後のはしごに到着した

先に下りた人たちは最後に下りた人に拍手で迎えてくれた。 全員が揃って長い道のりを無事に登りきった。ほんとうにお疲れ様でした。

このキビシイ山を二週間前に下見に来られた4人のリーダーには頭が下がります。
本当に有難うございました。