にんぎょうやま
人形山
  (1,726m) 

年月日  令和5年10月1日(日)
天  候  曇り
所在地  南砺市 
参加者  14名
記録者  I・M

 



定例山行

6:00 南砺市平市民センター集合。
前日までに4名のキャンセルがあり、参加者は14名となった。

6:10 雨は降っていないが曇り空のなか、車4台に分乗して出発。
五箇山荘を過ぎて林道を進んで行くと間もなく、大きな石がゴロゴロとむき出しの凸凹道となり、車はゆっくりと慎重に進む。運転は大変だ。

6:45 中根平登山口 到着。
GCLから「今日は三ヶ辻山には行かない。登山道は木の根や粘土質の土で滑りやすいので注意するように。
また、雨が降ってきたら下山にする。…」などと 話がある。


人形堂に今日の登山の安全と天候の回復を祈って出発。

7:05 中根平登山口 出発。
しばらくは、草が刈られて整備された登山道を登る。

7:50頃 もう少しで第一休憩所と思われる所で、突然大きなスズメバチに遭遇。
3匹ほどが威嚇するように私たちの周りを飛び回る。
手で払ったり、走ったりせずに、みんな静かに通り過ぎる。 Hさんのズボンの裾にもハチはしばらく止まっていたが、静かに歩いているとじきに飛び去って行った。

8:00 第一休憩所 到着 5分休憩。
1208.8mの標柱があり、四等三角点があった。

8:40 第二休憩所 到着 1400m 5分休憩。
標柱に『富山県一のどうだんつつじ』と書いてある。
休憩所の右側に枝振りの良いドウダンツツジがあった。紅葉すればさぞかし見 事だろうと思った。

9:15 宮屋敷跡 到着 1590m 10分休憩。
木の根の多い急坂を登り下りし、低木帯を過ぎると足元に岩肌が現れ、登りき ると鳥居が目に入り、宮屋敷跡に着いた。


雲のかかる山並みと紅葉の中を歩く 宮屋敷跡


まわりの山々には雲海のように雲がかかり、墨絵のような景色が広がっていた。 思いがけない今日一番の景色に感動。


10:20 梯子坂乗越分岐到着。 5分休憩県境分岐の標柱があり、『右 人形山0.7K』 『左 三ヶ辻山1K』と記してある。今日は右へ進む。私の背丈ほどもある草を掻き分け掻き分け、草の道を進む。



右人形山、左三ケ辻山 標柱地点が人形山山頂



10:50 人形山山頂 到着 1726m。
昼食草地を過ぎ、ナナカマドの赤い実が目に付く低木帯を抜け、真っすぐに上ると方位盤のある山頂に着いた。 山頂は狭いので各々登頂写真を映した後、少し戻って右に進み、『新・日本百名 山』の看板がある広場で昼食となった。
各々、お弁当を開いて食べ始めた途端、パラパラと雨が降り出した。「ついに来たか…」と昼食を早く済まそうと焦ったが、それもつかの間、すぐに止んだ。 予定通りに昼食をとり、集合写真を撮って下山となった。

11:30 出発。

草地に進んだところで、草刈り鎌を持った方と出合う。
「下の方でも草刈りしているので、気を付けて行ってください。」と言われた。 この方は上の方からくるのか、この辺りはまだ刈られていなかった。が、こんな上まで草刈りをしてくださることに感謝しかありません。
分岐を過ぎた所で、また草刈りをしている方がいた。

12:45 宮屋敷跡 到着 5分休憩。
出発後、しばらく行くとまた別の草刈りの方と出会う。皆「ご苦労様です。」「ありがとうございます。」と口々に挨拶をしてすれ違う。

13:50 第一休憩所 到着。
3人の草刈隊らしい方がおられ、「スズメバチの巣があるので気を付けてください。目印に菅笠を置いてあります。」と言われる。
さらに「カッパがあれば着 ていくと少しは防御になるかもしれない。」と言われたので、皆雨具を装着して出発。
後から聞けばスズメバチ駆除に来られた方々だったらしい。感謝、感謝です。


このダテカンバ、なんでこんな樹形になったの?
14:50 中根平登山口 到着。
全員スズメバチをやり過ごし、無事下山。 ハチの駆除のためか、パトカーが駐車場にあった。

15:05 GCLより挨拶のあと、来た時同様4台の車に分乗し、凸凹道を南砺市平市民センターに向かった。

15:30 南砺市平市民センター 到着 解散。




雨にも合わず、スズメバチの被害にも合わず、全員無事下山できてよかったです。
GCL、GSL のみなさんありがとうございました。 また、登山道の草刈りや整備をしてくださる方々のおかげで、私たちは安全に登山を 楽しむことが出来のだと、あらためて感謝しました。


スズメバチは初夏から秋にかけて活動が活発になり危険な時期だそうで、気を付けな ければなりません。ハチが近くに飛んで来たからと急に動いたり、服に止まったから と手で振り払ったりなどすると、スズメバチは警戒フェロモンをだして仲間を呼び寄 せます。できるだけ刺激しないようにしましょう。


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