くまのこどう 

 熊野古道
    (688m) 

年月日  平成31年4月5日(金)〜7日 
天  候  晴れ
所在地  和歌山県田辺市
参加者  22名
記録者  K.S and T.N

 






 熊野三山へ通じる、いにしえの参詣道である熊野古道。
庶民まで多くの人々が歩いた中辺路の一部を二日間歩く山旅である。
熊野古道は罪障の消滅と再生を願う人々の足跡が残る祈りの道。
私たちもほんの一部であるが同じ道を辿ってみよう。

1日目  4月5日(金) 晴れ  富山  →   白浜
  
6:40 新富バスセンターを出発。高岡砺波SICで3名が合流。一路、南紀白浜へ 幹事さんの挨拶のあと、全員が熊野に寄せる思いなどを発表。
続いて松野さんから準備いただいた資料により、古道の起源、意義などに ついて解説あり。

そして、今回GSLでもあり先達をつとめてもらうSさんから熊野本宮大社の 祭神について、「古事記」をもとに説明を受ける。 おかげで全員、熊野古道の事前学習は完璧に??

12:00 岸和田SAで昼食。

14:25 白浜に到着。千畳敷、白良浜、円月島の 名勝三ヶ所を散策。

15:35 今宵の宿、愉快リゾート「白浜彩朝楽」に着く。

2日目 4月6日(土) 晴れ  滝尻王子 〜 近露王子  歩行距離 約13.0q

「王子」とは詣での人々の休憩の場として王子社と呼ばれた神社で、その後 王子跡に石碑を建て旅の道しるべとした。

7:55 宿よりバスで出発。

8:30 駐車場でラジオ体操。

中辺路ルートの起点 滝尻神社
8:45 滝尻王子。 番号道標(500mごとに)あり、<道標1番> 標高82m
かつてはこの王子社が熊野三山の霊域のはじまりとされ、重要な五王子 とされていた。杉木立に囲まれた小さな社殿の雰囲気が実にいい。
社殿に旅の安全を祈願していよいよスタート。 社殿裏手からいきなりの急坂を1時間ほど登る。
この間「胎内くぐり」、奥州藤原秀衡にまつわる伝説の奇石「乳岩」と続き 不寝王子を通る。

9:50 剣ノ山経塚跡 急な登りも終わり小休止。

10:00 展望台、標高336mで班毎に記念撮影。 このあとアップダウンが続くが 檜の林を抜ける風が気持ちいい。
やがて林を出て小さな集落を通る。

11:10 高原熊野神社 <道標7>
朱塗りの春日造りの社殿が一際目立つ。 近くの高原霧の里休憩所でトイレ休憩。
ここからは里山や果無山脈の見晴らしが、 すばらしい。

12:15 大門王子跡 木漏れ日が差す心地よい 小さな祠(中には京雛あり)前で昼食。
GCL注文の竹皮と竹ひごで編んだ【古道弁当】が、 旨くてかなり評判が良かった。
行きかう人は、オーストラリア人、英国人、オランダ人、イタリア人、 それから日本人の奥さんと御一緒のインド人など。 世界遺産登録されて15年の熊野古道は、国際的だ。

13:25 十丈王子跡 標高593m
少し開けた処に簡単なベンチとトイレが整備されており、ここで小休止。
ここから片側が崖になっているアップダウンの細い道を進む。
ここは駕籠では無理だろう。上皇さんも自分の足で歩いたのだろうか。

14:25 上多和茶屋跡。 <道標18>
ここはコースの最高地点で標高688m

14:56 逢坂峠通過 苔むす歌碑が(花仙作とあり)当時の賑わいを物語る。

15:15 大坂本王子跡
この後、雑木林のやせ尾根道が続く。往事の人々も私たちと同じように縦列を 組んで進んだのだろう。どんな姿で何を履いて歩いたのか・・・・・・・ 途中、「道の駅 熊野古道中辺路」でトイレ休憩。

16:00 箸折峠 牛馬童子像 <道標25>
牛と馬にまたがる僧服の石像は、 当時20歳の花山法皇の熊野詣の旅姿であるとも 言われ高さ50pと小さくてかわいい石像。 明治時代に彫られたとか。
このコースのシンボル的存在なだけに よく写真で見かけるが、実物より写真の 方がいい。
里山から桜の下を
今日、最後の下りは急で石敷きである。 滑って転ばぬよう慎重に下りる。
山里に今が見ごろと咲き誇る桜を愛でながら、 日置川にかかる北野橋を渡る。

16:20 近露王子。 <道標26>
橋のたもとにあり中辺路の要所、 宿場であった王子。
後の世に大きな石碑が建てられ、 こんもりした木々に囲まれ面影を残している。 バスは、なかへち美術館駐車場で待っていた。 乗りこむ前に念入りにストレッチ。

17:10 川湯温泉「山水館みどりや」に着く。
ここは、川の石を掘ると70℃のお湯が沸き出る温泉地だ。 川の中の露天風呂もあり。
今日の夕食は乾杯で始まった。みんな大いに盛上る。
(No.723 K・T)

青い海と真白の砂浜にて


3日目  4月7日(日) 晴れ  発心門王子〜大斎原 →   富山へ 歩行距離   約7.7km

6:40 朝食

7:20 バスにて移動。

8:20 発心門王子   標高310m      ラジオ体操

8:30 出発 緩やかな坂道を下る。

9:00 水呑王子    標高260m

9:30 伏拝王子    標高240m
トイレ休憩。コーヒータイムの方 、ミカン等を食べる方。
Sさんから『近くの小高い所から 熊野本宮を伏拝下場所が、あります。 大斎原の大鳥居がみえると』の説明がある。 行ってみたが、雲か霞がかかり見えず、 方向だけを特定して出発。

9:45出発

10:30三軒茶屋跡   標高145m
   九鬼ケ口関所跡、ここより日差しが 程よく入る手入れの行き届く 熊野杉蘇生の森の中を歩く。
このあたりが、ポスターの撮影や 映画のロケに使われる場所らしい。
熊野杉蘇生の森の中

10:50 ちょっと寄り道コースをたどり展望台に。
   標高210m ここで初めて大斎原の大鳥居をみることができました。

11:00 祓殿王子   標高80m <道標75>

11:20 裏鳥居をくぐって熊野本宮大社へ。

11:50 熊野本宮大社に参拝。
今日は、木苗祭で雅楽の演奏とともに禰宜や巫女の装束姿の方々が、 祭事をとりおこなっておられた。
向かって左手の社殿が、夫須美大神・速玉大神の両神、中央は、主神の 家津美子大神そして右手は天照大神を祀る社殿だそうです。

12:10 大斎原の大鳥居
  見事な満開の桜と大きな大きな鳥居(日本一で約33m)が私たちを 迎えてくれました。青空に花びらの散る桜の下で昼食を楽しみました。

熊野本宮大社 大斎原の大鳥居

12:40 熊野坐神社 旧社(大斎原)跡地
ここには、明治22年の熊野川の大洪水によって、殆どの建造物が倒壊して しまったこと。しかし江戸時代に描かれた図絵からは、かつては、1万坪を 超える広大な境内であったことがわかります。
12:55 バスにて帰路へ。

私事ですが、要所要所でコンパスで方向を確認しながら歩きました。
地図さえ持っていれば、山ではコンパスは要らないという人がいますが、 安心と喜びあるが故に私は、コンパスが好きです。
GCL、GSLの方々ありがとうございました。
(No459 T・N)