木曾駒ヶ岳・宝剣岳
 (2,956m)(2,931m)

年月日 平成28年8月26日(金)〜27日(土)
天  候 曇り〜少雨
ル− ト 1日目 しらび平〜千畳敷〜極楽平〜宝剣岳〜木曾駒ヶ岳頂上山荘〜木曾駒ヶ岳
     2日目 頂上山荘〜千畳敷〜しらび平
参加者 20名






木曽駒ヶ岳(宝剣岳)コース
1日目(8月26日金曜日)

4:50 新富観光出発。20名だとマイクロバスになるのを、Mさんが交渉して、同じ値で小型バスに。よかった。
山に懸かっている雲を気にしつつ会長からの茄子の漬物、モモを頬ばり、食べ終わる頃にNさんから甘いスイカが出て長い時間もあっという間で、 朝寝している人もいません。

9:30 菅の台バス停。予定より1時間も早く着き、Sさんの手配で待ち時間も無く臨時バスに。

10:10 しらび平駅発。心配していた待ち時間もなく時速25キロのロープウェイで千畳敷駅へ。約1000メートルかせぎます。身体慣らしに軽く体操。昼食。

10:40 ゆったり班と宝剣岳コースに分かれて出発。二手に分かれて行動するのは初めての試みだとか。 うれしいですね、自信の無いときも参加できそうです。
さすが2612m、登りはじめから岩場。カールがきれいです。秋に見てみたいものだと欲がでますが混むでしょうね。
Mさんにオオヒョウタンボク、イワツメクサ、タカネツメクサの違い、クロマメはおしりが×クロウスゴは◎になってるとか。 ネバリネギラン、ウラジロナナカマドは実が上付きと習う。

千畳敷駅より宝剣岳を背に 極楽平にて昼食

11:25 極楽平にて昼食。

12:05 三の沢岳への分岐標識ありで写真。発。
トウヤクリンドウ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマハンノキ、などをチラリ見し大岩、岩場を登ります。カールは見えていますが、山頂は見えず。

鎖から鎖へと緊張します ひたすら上に、緊張… 余裕なのか?でも緊張…。頂上はまだ向こうに。


13:10 宝剣岳山頂着。カールさえガスで見えず、真近いに奇岩、天狗岩が迫りくさり場の連続を降ります。


ガスってきた。下のカールが見えないから安心。 この岩、持ち上げたぞ〜。 翼に乗ってます。


13:30 宝剣岳山荘着。トイレ200円でした。なのにソフトクリームあり、ケーキセットがある小屋もあれば ビールの自動販売機がある小屋もあって今度は何にお目にかかれるでしょうか?

宝剣岳頂上へ てっぺんはちょっと 宝剣岳を登り終えて安堵


14:00 ポツポツと雨にあわてて出る。

14:15 中岳を踏む。雲の晴れ間に木曽駒ヶ岳のどっしりとした山頂が見える。

14:35 頂上山荘着。早く着いたのと明日の天気があやしく、ゆったり班ももう頂上まで行ってきたとのことで最小限度の荷を持って向かう。

木曾駒ヶ岳頂上にて(宝剣コース班)

15:00 木曽駒ヶ岳頂上着。日が差す。離れた所では黒雲がおおっている。岐阜と長野の2ヶ所の社があり、何か違和感あり。
岩間にコマクサ。ここの花は小ぶりでどこよりも濃い色です。コマウスユキソウが沢山見られると期待してましたが一か所しか見る事ができず。これもすごく小ぶりで最小だそうです。
しかし花が少なく白馬大雪渓も雪が無く通行止めに針ノ木岳にも、黒部峡谷の万年雪も跡形もなくなっているのは、どうしたことでしょう。温暖化で?一抹の不安に怯えます。人づてに聞いたのですが長老が言うには昭和14年にあったかなとのこと。約80年前?

17:00 夕食

19:00  就寝、静か!?



2日目(8月27日)

4:40 日の出組7名出発。どこがゆったり班なのか2度目の登頂の人も。

5:30 到着
赤く染まる早朝に富士山を見る。

5:40 朝食

7:00 予定変更に。カッパ着込み伊那前岳へ。

7:40 乗越浄土で視界も悪くまたまた予定変更で下山開始。

7:55 オットセイ岩あり。

8:40 千畳敷駅着。

9:00 ロープウェイに

9:20 Sさん手配で臨時バスで直接こまくさの湯へ。感謝。

9:55 なんと新富バスに横付けして下さいました。

11:40まで 湯でサッパリしたところで「食事も」となって味噌カツが美味しいと聞き、Sさんが再度1020円風呂セットにし直す話をしに。お世話様です。 お陰で気持ちよく美味しく頂きました。

12:20まで バスで1分。駒ヶ岳ファームに。ソフトクリームが美味しいとか。地ビール、野菜、果物館などでお買い物。

13:07まで バスで1分のマルスウィスキーへ。 クイズラリーをしながら見学後、地元の味噌にきゅうり、トマト丸ごとをもらいハーブティーを飲みながら戴きます。炭火で焼きたての岩魚もあり、2匹も食べたのは ダレ?

14:00 梓川サービスエリア。

17:45 新富観光着。

役員の方達のご尽力により今回もお陰様で楽しく無事に帰って来られました。有難うございました。
(記録員 A)



木曽駒ヶ岳(ゆったり班)コース
1日目(8月26日金曜日)

10:40 千畳敷駅を出発。登山道入口の駒ケ岳神社に山行の安全を祈り、雪解けが早い今年は千畳敷カール内の花園は、期待出来ないので、乗越浄土への最短遊歩道をとる。
左手には宝剣岳の岩峰がおおいかぶさる様に迫り、右手には千畳敷カールの草原が広がる。
ゆっくりコース(?)故に、左右上下を眺めながら進む。メンバーから、何かいつもの山行とは違う感覚があるとの発言。こんなに気持にゆとりのある山登りの楽しさが全員から伝わってくる。企画者にありがとう!!

10:55 八丁坂のジグザグ急登に入る。 3度程の休憩を細めにはさみ、カール全体を上部から眺め、その雄大さを確かめる。
乗越浄土は登り詰める手前に、オットセイ岩があり、蛇に見えるとか、全然似てないとか、急登でありながらかしましいこと、この上なし。

11:45 2850mの乗越浄土に到着。広々とした乗越で昼食。 近くの宝剣山荘がガスで見えないと思ったら、突然に晴わたり、ユニークな宝剣岳の岩峰上でカメラ撮りの姿が望見でき、涼しげな風が吹きわたる。

12:10 中岳に向けて出発。

12:32 2925mの中岳に着く。大きな白い岩が積み重なりその上に立ちたいが、ガスってきた。先を急ごう。

12:45 2845mの駒ヶ岳頂上山荘に、所要時間通りの2時間で到着。こんなにゆっくリズム山行は楽しく、良かった との感想がもれる。
まだ、早い時間でもあり、明日の天気も考慮して、駒ヶ岳山頂は行こうと、MGCLから提案、皆が賛成し、荷を山荘に預ける。

13:00 山頂に向けて出発。 中程の山道脇で、真っ赤な花弁のコマクサを見つける。ワインレッドの赤色というか、ビロードの様な色の濃いさを表現する術がない。 周囲には、白っぽいトウヤクリンドウも、咲いているが、何とコマクサとトウヤクリンドウの一株一輪が寄り添って、まるで恋人同士の様に咲いているではないか。
Cさん撮影に夢中。

13:20 2956m駒ヶ岳山頂に立つ。木曽側、信濃側の2つの神社にお参りし、集合写真を撮る。

13:35 山頂を下る。中途で視界がひらけ、峻厳かつ鋭い岩峰の宝剣岳、その左側に中岳を望み、宝剣岳の右手は、切れおちる急峻は岩の谷筋を見る。 今回山行の最高のお土産となる、シャッターチャンスは一瞬であった。

13:55 駒ヶ岳頂上山荘に戻る。宝剣岳コースの到着を待って宴とするか、待ちどおしい。

(追記)
今回山行案内の駒ヶ岳に上級・初級の2コースが設けられていた。
最近の自分の能力から迷うことなく初級で申し込み。
実際に参加し、この様なゆったりとした山歩きは、皆一様に楽しいという。
能力に見合ったコースを選び、余裕のある山歩きが出来るなど、新たな山行の仕方として、今後も計画して頂ければと思う。
(記録員 H)