から  ほり  やま

唐 堀 山
  (1159m) 

年月日  令和3年6月6日(日)
天  候 晴れ
所在地  富山市・飛騨市
参加者  32名
記録者  F・E

 






定例山行




ちょうど一年前、コロナで中止になった唐堀山への山行。
スス竹の宝庫と聞いていたので、楽しみに集合場所へ向かう。受付と体調チェックを済ませ、皆を待つ。


7:30 神通第二ダム左岸駐車場に全員集合
本日の山行も32名、4班構成の大所帯。GCLより挨拶。
GSLより、加賀沢トンネル手前駐車場への道順の説明あり。新人会員さんの紹介。
車8台に分乗し、出発。

トンネルの非常口から別世界へ
8:00 加賀沢トンネル手前駐車場に到着
コンクリートの駐車場には既に車が数台停まっていたため、
駐車場の手前の草地にも車を入れる。

8:08 身支度を整え、出発
宮川が流れる橋を渡る。水量が豊富。
宮川はやがて高原川と合流して神通川になるとのこと。

8:20 加賀沢トンネルの歩道を進む
走行車のタイヤ音がトンネル内に不気味に反響し、怖く感じる。
富山県と岐阜県の県境の標識を過ぎてほどなく、
飛越トンネルとの境目の非常口からドアを開けて外に出る。
外に出るといきなりコンクリート壁に黄色のステップがあり、
ビックリしながらも慎重に下りる。

8:35 登山口(標高 約270m)近くまで移動
すぐそばに水場があり、こんこんと冷たい清水が湧き出ている。
ザックを下ろしラジオ体操。
体操の後、GSLより、
「自分で言うのもおこがましいが、この私でも下りの最後でへとへとになるほど急登が続く山だ。
でも今日は時間にも余裕を持たせてあるので、みんなでゆっくり登りましょう。」
と説明がある。

8:40 登山スタート
1班から順に舟渡谷の沢に沿って歩き始める。すぐそばを高山線が通っている。
道幅はとても狭く谷側の土は脆そうだ。
(私は1班、途中で班と班の間が開いてしまうこともあったので、
時刻は1班の通過タイムで表記させていただくことにする。)

8:50 立ち休憩 衣服調整と水分補給
涼しいようにみえて、動くとかなり暑い。このあたりは適度に湿気もあるせいか、
シダ類が大きく育っている。

歩き始めて程なく、私の前の前を歩くHさんが、突然、はじかれるように転倒。
Hさんのすぐ後ろを歩いていたSさんが、転倒したHさんをザックごと抱きかかえるように保定、
その後、前後を歩いていたKさんと私で保定を補助。
Sさんの咄嗟の判断と行動でなんとか滑落を防ぐことができた。Sさん、ナイスカバーでした。

つづら折りの道を黙々と登る
Hさんは、高さがバラバラなプラスチックの階段を
登るときに足元に気を取られ、頭上の木が視界に入らず、頭を打ち付けられた模様。
怪我もないとのことで、一安心。
つづら折りの狭い道を、注意しながらゆっくり歩きだす。

9:10 立ち休憩 汗が滝のように吹き出す。

9:45 第一鉄塔(標高 約680m)に到着 休憩
傾斜はほぼ一定で、効率よく高度を稼ぐことができる
とはいえ、かなりキツい。
よく 「山は逃げない」と言うが、体力は年々逃げて行くことを実感する。
こんな弱音を吐いていて、八ヶ岳や薬師岳に行けるのか?と少し不安になる。
ゆっくり歩いたつもりだが、どうしても後続の班との間隔が開いてしまう。

10:08 第二鉄塔(標高 約770m)に到着、小休憩
ようやく呼吸が整い、エンジンがかかってきた。登りが楽しくなってくる。

10:23 第三鉄塔(標高 約850m)に到着、小休憩

           


最後の急登、ファイト!

10:39 標高900mの見晴らしの良い場所に到着
笠ヶ岳、槍ヶ岳、黒部五郎岳、薬師岳、立山、剱岳、毛勝三山まで
見渡せる。少し霞んで見えるが、一同から歓声が上がる。
槍ヶ岳が見えると何故かとてもうれしくなるから不思議だ。

10:47 第四鉄塔(標高 約940m)に到着
予定より約30分早く到着。少し長めの休憩を取る。
鉄塔の下に、白色の可憐なハナタネツケバナが咲いている。
大パノラマをバックに、写真を撮ってもらう。
ここから急登の階段が始まるが、ブナの新緑に励まされ歩を進める。

11:32 三角点手前の分岐に到着
昔は稜線を直登する道があったが、荒れてしまい通行止めになったとのこと。
左側の巻き道を進む。

11:36 山頂の三角点(標高 約1159.5m)に到着
後続の班に「着いたよー!」と知らせる。このあたりは狭いので、ヘリポートまで歩く。

11:45 広いヘリポートに到着、到着した班からランチタイム
直射日光を避けて通路の日陰に並んで食べる。遅れた班も程なく到着、全員が揃う。
ウグイスが美声を響かせる中でいただくランチはとても美味しい。

GSLより、藪に入る時はなるべく二人で組んで入ること、鉄塔や太陽の場所をよく覚えておいて、
自分が現在どの位置にいるか把握しておくことなど、スス竹採りの注意がある。

昼食が済んだ者からスス竹を採りに藪に入る。
私も嬉々として藪に入ったものの、どんどん奥に入ってしまい、入って来た方角が分からなくなってしまった。
みんなの笑い声は聞こえるのに、なかなか抜けられなくて焦ってしまった。
焦っていたところ、Nさんと出会い、藪から出る方角を教えてもらう。
自分が思っていた方角とは真逆だった。助かったー! 山菜迷子の怖さを実感した。

藪から抜けた場所は、入った場所からはとても離れた場所だった。
ユキザサの可憐な花が咲いていると、Tさんから教えてもらって写真に収め、心を落ち着かせる。
ヘリポートの場所で集合写真を撮り、出発の準備をする。

12:55 下山は、3班、4班、1班、2班の順で出発
お弁当の重量は減ったが、スス竹が詰まったザックは、往路より重いかもしれない。

13:30 第四鉄塔に到着
登りもキツかったが、下りも結構なものである。
後ろを振り返り、よくこんな急登を登ったものだと改めて感心する。
足元に注意して

13:50 第三鉄塔に到着
果物の差し入れをいただく。脱水気味の体に美味しさが染み渡る。
薬師岳を目に焼き付ける。8月の縦走が楽しみだ。

14:05 第二鉄塔に到着
足を踏ん張り過ぎたのか、右足の親指にマメができたようだ。

14:20 第一鉄塔に到着
暑くて水分の減りがいつもより早い。
登りでは気づかなかったヤマボウシがたくさん咲いていた。

14:44 登りの時に難儀した滑りやすい急坂で、Oさんが待っていて
見守ってくださった。大変ありがたく、心強く思う。

15:20 登山口に到着
先着の班は、舟渡谷の水場で顔を洗ったり、水を汲んだりしている。

15:28 最後の班が登山口に到着。全員が揃う。

15:30 再び黄色のステップを慎重に登り、加賀沢トンネルの歩道を歩く。

15:50 車を停めた加賀沢トンネル手前駐車場に到着。神通第二ダム左岸駐車場に向け車を走らせる。

16:17 神通第二ダム左岸駐車場に到着
全員が揃ったところで整備体操。体操のあと、GCL、DGSLより挨拶。


〈 山行を終えて会員の感想 〉

Oさん : 雨も降らず、けが人もなく、各々美味しい収穫もあり、楽しい山行だった。
急登が続き、足が攣った人が二人出て負担も少しあったが、自信をもって良いと思う。
我が高志山の会も捨てたものじゃないなと思った。夏山のスケジュールにもどんどん参加してほしい。

Sさん : 初めて参加させていただいたが、とても楽しかった。

Hさん : 転倒した際、ほんの一瞬だが気を失った。Sさんのお陰で滑落を免れることができて良かった。
歳を取ると上下両方を同時に注意することが難しくなってきている。
これからも注意して登るように心がけようと思う。

Yさん : 先日、小佐波御前山に登った際、下山は三角点を右折して舟倉用水へのルートを回った。
そこで、ツメレンゲ(多肉植物)を見かけた。良いコースなので、皆さんにも行ってほしい。



聞きしに勝るタフな山でしたが、役員の方々のお陰で大変楽しく登ることができました。
ありがとうございました。



スス竹たくさん採れたかな?