細蔵山・木の根山
(1551m)  (1135m)

年月日 平成20年 4月 6日
天  候 快晴
ル− ト 
   登山口⇔木の根山⇔1330m⇔細蔵山
参加者 21名



6時前に上市町役場に全員が勢ぞろい。 下見ではノンストップで登りに6時間かかったとの事で、細蔵山まで行けるかどうか疑わしかった。
なにしろ細蔵山までの標高差は1100mである。

605に5台の車に分乗して発車、蓬沢を過ぎ、伊折橋の直前を左折し、鍋増谷を過ぎた所に駐車し、準備運動のあと3班の班を編成して出発した。
すぐ横の尾根の末端に取り付くが、薮こぎとなった。今日のコ−スはほぼ東の方向へどんどん高度をかせいで行く。

710に林道に出た所で小休止。すぐ林道をそれて山道を行くが、この上は雪であった。
やせ尾根を歩いて行くが、両側は切れ落ちており注意して進めと指示が出る。
今朝は気温が低めで、雪面は固くて歩きやすい。

750に標高780mで2回目の休憩。時間は各10分間。鍋増谷対岸に見える大倉山・土倉山が真っ白で美しい。皆快調で楽しそう。
845には標高900mで休憩。ここからは312班の順となる。右手に大熊山が大きく見え、その先に大日連山の白峰が美しい。この辺りにはマンサクが咲いていた。
数日前に降った雪とかで真っ白できれいでした。

920に木ノ根山(1134.5m)に到着した。小さなピ−クで、予定より30分早い。雪面はまだ固く、気温も低めで実に快適!ここまでが行程の約半分とのこと。
紺青色の空は富山ではないみたい。お腹がすいて軽く食べる。

1025には1234mのピ−クで休憩。この辺はなだらかで樹齢数百年のみごとなタテヤマ杉が何本かあった。

朝日の樹林帯の尾根を登る 1330m地点から見た剣岳 今日の目標の細蔵山


1330mのピ−クで休憩したときは奥大日岳・剱御前岳などよく見えた。
この先はコルに向かって下ってゆく。細蔵山頂直下の一本杉の辺りを行く4人の姿が見えた。コルから頂上までは
300mある。
1200に標高1420mで一休み。こんな急な所を帰りにどうやって下るのか心配になる。先行の4人が降りてきた。

               細蔵山頂上から見た剣岳

1230に細蔵山頂上に全員ほぼ同時に到着。剱岳が眼前にある。急峻な小窓尾根も手に取るように見える。実に剱岳の一等の展望台だ。
左手の
(頂部が平坦)高峰は大猫山で、右手側の大日岳や奥大日岳の稜線には雪庇が張り出していた。
男性が多いせいかめいめいが離れて座って食べている。
記念撮影をしてカンジキを着けていると、
4人の婦人が登ってきた。我々が登ると聞いて計画したんだって。
素晴らしい風景に名残惜しかったけど13:20下山を開始した。
下りは雪が柔らかくなったので、尻セ−ドで楽チンだ。

1400には1330m地点まで登り返して休憩。ここからは剱岳がかすんでいた。
1234mのピ−ク手前の平坦部で朝のコ−スと別れ、左の谷コ−スに進路を取る。
薮こぎせずに済むが、かなり急なコ−スだった。

1500に標高1000mの雪渓途中で一休み。この狭い谷は早月川に向かって落ちているが、木ノ根谷より1本東側の谷らしい。
1525には滝なのか、雪渓が大きく切れた箇所に出た。左岸を巻いて木の根や枝につかまり慎重に降りる。10分程要した。
この先にも大きなデブリや大量の岩と雪が落ち堆積している箇所があった。一週間後は通行不能と言われた。

1545再度いやな箇所を通過して、全員カンジキをはずす。
1610堰堤で休憩。この先は林道になっていた。やれやれ助かった。
早月川の堰堤に出たあとは、川沿いに車道を行くのだが、雪で車の通行は不能。フキノトウを摘む者がいる。タフだなあ
川面より高度差のある道を40分程歩いてやっと下り道になった。
17251時間歩いて駐車地に戻り、整備運動をする。「あ、いたたた!!」
担当者達より挨拶があったが、参加者たちは楽しかったと言っていた。 

雪焼け顔がヒリヒリした。
1800  上市町役場に到着。さすがに健脚自慢の猛者?ばかりで、最高の天気と雪質にも恵まれ、疲れが心地良く、十分に満足した一日でした。