大日三山縦走 
  奥大日岳 中大日岳 大日岳 
  (2611m) (2500m) (2501m)  

年月日  令和元年 8月 3日(土)〜4日(日) 

所在地  富山県立山町・上市町 
参加者  19名
記録者  2名( I・A  S・T )

 






宿泊山行


1日目  8月3日(土) 晴れ時々曇り   室堂 〜 奥大日岳 〜 中大日岳 〜 大日小屋


6:30 立山駅集合

7:20 立山ケーブル乗車(予約済み)

8:20 室堂着
ここ数年猛暑が続いている。ここ室堂でもあまり涼しく感じない。
GCLのSさん挨拶。新入会員の紹介。”今日一日長い行程を頑張りましょう”
続いて立山町から出ている、立山マウンテンガイドのパンフレットを使って、
これから登る三山のルート説明を受ける。
ラジオ体操

8:55 19名2班に分かれ、青空のもと室堂ターミナル出発。
一面に咲くクリーム色のチングルマがかわいい。

9:30 雷鳥荘を通過、風が無いからか硫黄の匂いがしない。

9:47 カラフルなテントが並ぶ雷鳥沢野営キャンプ場にて10分休憩。
雷鳥沢キャンプ場の脇にある称名川を渡る。

10:03 剱御前小屋への分岐
ミヤマキンポウゲ、ウサギギク、草原に咲く可愛いタテヤマリンドウ、ダイモンジソウなど
高山植物を楽しみながら歩く。

10:44 新室堂乗越
数年に一度しか咲かないと言われる、コバイケイソウが左斜面一面に咲いていた。

雷鳥沢 コバイケソウの群落


11:03 室堂乗越にて昼食、とても暑い。

11:30 室堂乗越を出発、所々に雪渓が残っている。

12:20 2511m地点、今から登る岩場を見上げながら休憩。鎖場を慎重に通過。

13:37 三角点のある奥大日岳に着く、写真撮影。
右に長い早月尾根、その先にそびえる剱岳、いつ見ても素晴らしい。

15:14 2400m地点、雪の上で10分休憩。

16:28 巨大石のある日本庭園、七福園を通過。

16:50 中大日岳通過

17:07 大日小屋着。剱岳は雲で見え隠れしていた。

17:50 夕食

富山県地方の天気予報では所により雷注意報が出ていましたが、天候に恵まれた素晴らしい一日でした。



2日目  8月4日(日) 晴れ  大日小屋 〜 大日岳山頂 〜 大日平 〜 大日岳称名登山道入り口


4:30 日の出を見るのに小屋の外に出る。朝の空気が清々しい。

5:00 剱岳の上空が少し赤みをおびてきた。

5:15 剱岳の前剱の方角から日の出が始まる。剱岳が神々しい。

剱岳・ご来光 大日小屋前にて


5:30 朝食。皆さんしっかり食べている様子。

6:15 ザックを小屋の外にまとめ準備完了。ストレッチをする。
空身で大日岳山頂までの往復だ。登山道には2〜3ヶ所雪が残っていた。
頂上直下北側の斜面に、大きな長い雪渓が残っていた。

6:30 大日岳(最高地点2501m)に到着
頂上は剱岳、立山、弥陀ヶ原をはじめ北アルプスから白山まで360度のパノラマだ。
鍬崎山も大きい。富山平野や富山湾の眺めも素晴らしい。
山頂には二等三角点(2498m)が置かれていた。

6:55 集合写真を撮る。各自も個人写真を撮るのに忙しい。下山。

7:15 大日小屋に戻ってきた。
小屋の前のテーブルに、Oさん特製のミルク金時入りかき氷(雪渓で作った)が用意されていて美味しくいただく。


集合写真


7:40 大日小屋を出発
大日岳の南面を巻く道を進む。20分位岩場のアップダウンが続く谷を下る。
大きな岩(鏡岩)の横を通る。足を止めて見上げた。

8:46 ササヤブの中で2〜3回沢を横切り、渡り終わったところで休憩する。

9:20 水場で休憩、水分補給をする。

9:25 出発。約10分間木道を歩いた後、岩場の登山道になる。

10:10 水場で休憩、ずっと木道が続いている。
木道はよく整備されて新しい。湿原にはチングルマの姿も見える。

10:35 大日平山荘に着く。
湿原の広がる大日平の東端に建つ小屋である。
暑いので皆は水分補給に懸命で、長めの休憩をとる。

11:00 大日平山荘を出発。
木道はまだ続く。木道の両側はチシマザサが一面に広がり、果てしない緑の草原という感じだ。
大日平のど真ん中を満喫する。
ここは2012年(平成24年)ラムサール条約に登録されている。

    ラムサール条約....湿原とそこに生息・生育する動植物の保全と利用を目的とする国際条約


11:45 木道も終わり大日平の西端から岩の階段、梯子、鎖、木の根などが続く急坂を下りきる。
梯子や鎖は新しく、近年整備されたようだ。牛ノ首とよばれる狭い稜線の鞍部に着く。

11:55 休憩、水分補給。鞍部から岩場に下りて狭い尾根を通過する。

12:55 猿ヶ馬場のベンチにたどり着く。休憩。水分補給。
この先は称名坂の急坂だ。ジグザグ道をたどり高度を下げてゆく。

13:20 傾斜がゆるくなって間もなく大日岳登山道入口に着く。

13:40 「レストハウス称名」で全員を待つ。
担当役員の方々や新加入の人たちが今回の山行の感想を発表された。

14:40 ゆっくり休憩しバスの発車時間に合わせ全員が移動する。
14:45発ののバスに乗って立山駅へ行く。解散。


今夏は天候不順のうえ「じめじめ猛暑」と伝えられ、熱中症対策が大変でした。
暑い中、色々お世話くださいました担当役員の方々のご苦労に感謝いたします。