だいにちだいら

 大 日 平
    (1,750m) 

年月日  平成30年10月7日(日)
天  候  小雨
所在地  立山町
参加者  17名
記録者  K・Y

 





定例山行

 大日平は雄山や弥陀ヶ原の眺望があり、途中のザクロ谷や小屋から見える雑穀谷では今や錦秋の季節を迎えている。
 多くの登山ルートの通過点として近辺を通りこの時期の山の景色は想像できるが、登山として中級とされる。

大日平小屋デッキにて
8:10 台風通過後の影響もあり生憎の雨と霧の中、GCLのTさんの「11時ころから降りやむとの予報です。」に期待する。称名滝バス営業所前にて準備体操後出発。

8:50 小休憩

9:27 猿ケ馬場、5分休憩。
 ダイモンジソウ、ナナカマド等が、紅く色づきまたモミジやカエデの類、ムスカリなどの黄葉も美しくて癒される。

10:00 牛の首を通過。滑らぬよう慎重に歩く。ハシゴが数か所、新しく取り付けられていて斜面でも登りやすくなっていてありがたい。

10:45 雨も霧も止まず通常見えるはずの遠くの景色は、まったく見えない。
 しかしながら木道沿いでは、多くのナナカマドが、赤い実をつけ、また一足早く色づいたヤマウルシの鮮やかな紅葉が目をひく。ハイマツの緑色とコントラストをみせて美しい。また、湿原のこの辺りは、一面、草紅葉が進み秋の深まりを感じさせる。
 また木道が、新しく整備されている。ベースとなる板にさらに縦板と横板を交互に組み合わせて凹凸をつけさらに木目が深くしてあるなど滑らぬように工夫されていて、かなり歩きやすくて良かった。

11:15 大日平小屋に到着。小屋の後ろから見えるはずの「不動滝」を見ようと一列になり順に後方に廻りこむ。
 不動滝は、この位置からしか見ることができない滝ですが、残念ながら本日は、霧の為おぼろげにしかわからない。何もかもが、ぼやけて弥陀ヶ原らしきところが、微かに見えるだけ。

   11:20 小屋の休憩室をお借りして昼食をとる。体が、雨に濡れて少々肌寒い。
小屋の御主人に、木道のことを尋ねると「木道は杉材で造られており20年間隔の取り換え工事を昨年したばかりです。」とのことを聞いてかなり間隔が、長いので少し感動しました。
 
  12:00 小屋の前のデッキに出て集合写真を撮る。下山。
 お天気予報は、残念ながら外れてしまい、雨と霧の中を歩く。滑らぬよう気を引き締めて歩く。
 悪天の中でも新しい木道は確かな足場を確保できて安全に歩けて、気持ちがいい。

12:25 【ラムサール条約登録湿地】の立山弥陀ヶ原・大日平の看板とベンチのある場所で、写真担当のO氏の知人の山仲間の方に出会う。彼に写真のシッター押しをお願いして全員の集合写真となった。
 この方は、今晩行う「大日平山荘の小屋終(しま)い」によばれてきたそうです。
 この秋の連休で大方の山小屋は、今シーズンの営業を終えるそうです。
    
12:55 牛の首を通過。ここまで下りてくる間、霧が多少晴れてザクロ谷の向こうに見える紅葉は雨に濡れて一段と趣が深い。

13:30 猿が馬場まで一気に下りた。ここでようやく休憩となる。
ほかの団体7、8名が、大きく広げた枝の下に雨を避けて身を寄せていた。

14:25 登山口に到着。全員滑ることもなく無事故で元気に下山。

14:40 称名滝駐車場にてGCLのTさんから挨拶あり。
 またM運営委員長から次回の登山の変更事項(塔倉山登山の集合場所と石割山・金時山は、人数制限なく募集となる)などが伝えられた。
 解散。終わるまで雨止まず。

 省みれば私にとって大日平登山は6回目になります。楽しい思い出が、たくさんあり大好きな山の一つです。加齢の伴う体力を考えて今回で終わりにするつもりでした。今回あいにくの終日小雨模様で弥陀ヶ原や不動滝もよく見えず残念な思いです。でもこれもありの登山の思い出の一つとして経験を生かしたいと思います。  お世話いただいた役員の皆様、ありがとうございました。
(K・Y)